2014年9月24日(水)

なぜお金に好かれる人は「家計簿をつけない」か

プレジデント・マネーNEWS

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著者
八ツ井 慶子 やつい・けいこ
ファイナンシャル・プランナー

八ツ井 慶子

1973年埼玉県生まれ。法政大学経済学部卒業後、大手信用金庫に入庫。2001年より「家計の見直し相談センター」の相談員としてファイナンシャルプランナーの活動を始める。宅地建物取引主任者、日本証券アナリスト協会検定会員でもある。2013年に独立し、「生活マネー相談室」を設立。最新刊に『レシート○×チェックでズボラなあなたのお金が貯まり出す』(弊社刊)。

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ファイナンシャル・プランナー 八ツ井慶子=文
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家計簿の役割を理解していない人々

「やっぱり家計簿って、つけていますよね?」

これまで何度聞かれたことでしょうか。期待を裏切るようで申し訳ないのですが、私は家計簿をつけていません。私のみならず、周りのFP(ファイナンシャル・プランナー)仲間でもきちんと家計簿をつけている人を見たことがありません。他のFPはともかく、私が家計簿をつけない理由は単純そのもの。家計簿をつける「必要性」を感じていないからです。

どうも「家計簿」には、きちんと家計管理できる人の“必須アイテム”といった印象があるようです。本当にそうでしょうか?

いろんな方の家計診断をしていると、意外と家計簿の意味合い(必要性)を理解している人が少ないことに気が付きます。この点を理解せずに家計簿をつけても、何ら家計が改善しないことが起こりえます。

家計簿の「つけ方」ばかりを気にする人もいますが、「家計簿の役割」をしっかり理解できれば、細かいやり方やルールは人それぞれでよく、つけやすい方法で問題ありません。

例えば、「肉じゃが」と一口にいっても、家庭それぞれの味があるのと同じです。家計簿にも個性があっていいと思います。ただし、役割の理解があいまいになると、どうつけたらいいのか、とノウハウに走り、結局本来の目的を達成できなくなってしまいます。

もちろんつけ方にコツがないわけではないのですが、より大事なのはソコではない、ということです。

家計簿は、家計改善のためにつけるものと思っている方は多いのではないでしょうか。

確かに間違いではないでしょう。白状すると、少し前までは私もそう考えていました。

しかし、よくよく考えると、家計改善のためと分かっていて、どれだけの人が本当に改善できているでしょうか。不思議なことに意外とできていないのです。

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