2014年4月27日(日)

実はカンタン! 「怒らない技術」10のコツ

プレジデントFamily 2013年12月号

八色祐次=文 教える人:嶋津良智(リーダーズアカデミー学長)
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3.コーピングマントラ

コーピングマントラとは、イライラしたときに唱える魔法の呪文を持つというスキルです。

おすすめの呪文は、「きっと何か理由があるはず」です。たとえば、子供がなかなかお風呂に入らないとき。「さっさと入りなさい」と怒鳴らずに、「きっと何か理由があるはず」と口にします。もしくは、子供に「何か理由があるの?」と聞いてもいいでしょう。子供からは論理的な答えなど返ってこないかもしれませんが、そう問いかけることで「子供がすぐにお風呂に入らない理由」を脳はいろいろと考えはじめ、自然と思考系が優位になっていきます。

私の場合はよく「それはちょうどいい」を使いますが、自分なりの魔法の呪文を見つけたいなら、普段意識せずに使っている言葉を探してください。たとえば何かを諦めるときに「しょうがないか」とよく口にするなら、それを魔法の呪文にします。

4.ポジティブフォーカス

イライラの原因から目をそらして、子供の良いところに目を向けるのが、ポジティブフォーカスです。

誕生日に子供が手紙をくれたとか、子供をいとおしいと感じたエピソードを思い出します。そのために、日ごろから子供の良い部分をたくさん書き出しておいて、怒りそうになったらそれを見返しても良いでしょう。

私の場合は、トイレやリビングなどに、息子が生まれたばかりのころの写真を飾っています。この写真を見ると、生まれたときの感動があらためて浮かび、怒りを忘れることができるからです。

5.クロスポジション

学校から帰っても、なかなか宿題をしない子供に、「早く宿題をしてしまいなさい。宿題もしないからテストの成績が悪いのよ!」などと叱っていませんか? しかし、もしあなたが、子供から毎日「もっとおいしいご飯をつくってよ!」と言われ続けたらどう思いますか? 「○○ちゃんのママは英語を学び直して英会話教室の先生をしているんだって。ママも早く仕事探しなよ」などと比較されて、「よし、頑張るぞ!」と素直に思えるでしょうか。

このように、感情にまかせて怒りそうになったら、子供の立場になって(クロスポジション)「自分が言われたらどう感じるのか」を考えましょう。そうすれば、子供に伝わる話し方を工夫するはずです。

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