一歩先の提案でワンステージ上の成長をサポート
IPO(新規株式公開)、M&A(合併・買収)、そして再生――。企業経営にはさまざまなフェーズがある。そして、それぞれのタイミングで直面する課題は異なる。経営環境の変化が激しい現代においては、経営課題に寄り添いながら、次のフェーズを見通した打ち手を一緒に考えてくれる「経営のナビゲーター」が求められている。
たとえば、創業期には資金調達や経理体制の構築といった課題に注力しがちでも、IPOを目指すとなれば、上場審査対応や税務戦略、内部管理体制の整備が必要となる。近年は中小企業経営者の高齢化が進み、数十万社の中小企業が事業承継のタイミングを迎えようとしているともいわれている。
こうした企業のライフサイクルに応じた会計・税務ニーズに幅広く応えているのが、会計・税務のコンサルティングファーム、GRANDIR(グランディール)である。
一気通貫だからこそ、未来を見据えた総合支援ができる
代表取締役の富田直樹氏は、経営の安心を支えるためには単発の支援ではなく、企業の成長・経営フェーズに合わせた長期的なコンサルティングと、潜在的な課題解決につながる会計・税務支援が重要だと語る。
「経営の局面に応じて、必要な会計・税務課題は変化します。それぞれを別々の専門家に依頼するのではなく、事業全体の流れを理解した上で一貫して寄り添える継続的な支援が必要と考えます」
株式会社GRANDIR代表取締役 公認会計士
2010年に有限責任監査法人トーマツへ入社し、さまざまな業種における監査業務、IPO支援、内部監査等に従事。2018年に株式会社atA&Cを設立し、IPO支援や上場企業支援、連結決算、原価計算、PMI等を幅広く支援。2019年に株式会社Sharing Innovationsの社外監査役に就任。2024年8月にIPO・上場企業支援業務を独立させ、株式会社GRANDIRを設立し代表取締役に就任。
富田氏とともに代表取締役を務める桑原光一氏も、こう述べる。
「当社の社名『GRANDIR』は、フランス語で“成長・拡張”を意味します。これは、会社の成長フェーズに合わせた最適なソリューションを提供することで、クライアントと一緒に成長する未来を目指すという意思表示でもあります。また、『グランド』には“ひとつ上の”という意味も込められています。一歩先の提案と情報提供によって、ワンステージ上の成長をサポートしたいと考えています」
株式会社GRANDIR代表取締役 公認会計士・税理士
2010年に有限責任監査法人トーマツへ入社し、金融機関の会計監査やM&A支援に従事。その後、株式会社MIDストラクチャーズで富裕層向けの相続・事業承継支援や組織再編に携わる。2019年より株式会社わかば経営会計のパートナーとして再生支援やM&A等を担当。その後、atグループの取締役として、資産規模50億〜1,000億円超のクライアントに対し事業承継の支援や中小企業から上場企業までのFAS業務全般を支援。2024年8月にFAS業務を独立させ、株式会社GRANDIRを設立し代表取締役に就任。
監査法人出身の代表2人が専門性を補完し合う
2人の代表は、共に監査法人トーマツの同期として社会人をスタート。それぞれが独立後、IPO支援やM&A・FAS業務(財務アドバイザリー業務)を軸に独自の専門性を高めた上で再び合流。「企業の成長・拡張を一気通貫で支援する」という共通した理念のもと、GRANDIR(グランディール)を設立した。
専門領域の異なる2人の補完力は、同社の強みとなっている。富田氏はIPO支援や上場企業支援を中心に、丁寧なヒアリングと対応力で信頼を積み重ねている。一方、桑原氏は先見性があり、事業承継や再生支援の現場に深く入り込む行動派。「静と動」のバランスの良さが、GRANDIR(グランディール)の推進力につながっている。
たとえば企業がIPOを目指す段階では、富田氏が上場審査や内部統制の構築を支援。その後のM&A戦略やPMI(ポスト・マージャー・インテグレーション)は桑原氏が担うなど、フェーズの異なる経営課題を継続的に支援できる。
また、事業承継や再生といった場面でも、FAS・税務・相続などを含めた包括的な支援が可能なため、各フェーズごとに外部専門家を探す必要がなく、企業にとっては大きなメリットとなる。
「IPO支援やDD(デューデリジェンス)、M&A支援などが別々の専門家・ファームにまたがると、それぞれに自社の情報を一から説明しなくてはならず、調整や確認作業にも時間がかかります。結果として経営判断のタイミングを逃すリスクもあります。その点、社内で一貫して対応できるGRANDIR(グランディール)なら、情報伝達がスムーズで、コストやコミュニケーションも軽減できます」(富田氏)

ベンチャーから上場企業・老舗企業まで。フットワーク軽く全国をカバー
GRANDIR(グランディール)には、大手ファーム出身の会計士・税理士が在籍しており、日々社内で知見を共有。部門を超えた連携により、クライアントの課題にスピーディーに対応している。
支援先は、創業フェーズのベンチャーから上場企業などの大手企業、100年を超える老舗企業まで多岐にわたる。業種比較だけでなく、「企業ステージ別の他社事例」としての知見も蓄積されており、それが次なる提案の起点にもなっている。
「GRANDIR(グランディール)は、経営の伴走者でありたいと考えています。少数精鋭でフットワークも軽いので、全国どこでも訪問可能です。首都圏はもちろん、沖縄や京都など地方のクライアントとも積極的に関係性を築いています」(桑原氏)

事業承継と再生で新たな道を拓く
企業のライフサイクルは成長期ばかりではない。GRANDIR(グランディール)は、収益力の低下や資金繰りの悪化に悩む企業にとっても頼れる存在であり続けている。単なる税務や会計の支援にとどまらず、経営者の不安の本質を経営課題として整理し、行動に落とし込んでいるのだ。たとえばDDにより実態を把握し、改善計画の策定を支援。事業再生や経営体制の強化にも注力している。
「近年は親族内承継に限らず、M&AやIPOによる第三者承継も増えています。後継者不在による廃業を考えていた企業が、適切な承継支援を通じて新たな道を見出すケースもあります。事業承継には幅広い知識と経験が求められますが、当社は大手金融機関出身のプライベートバンカーとも連携し、多角的なサポートを行っています」(桑原氏)
クライアントの変化に応じてワンストップで支援を提供し続けることが、GRANDIR(グランディール)の使命と語る2人。継続的な支援により、10年後、20年後の企業の未来にも寄り添いたいという思いは、支援体制や料金設計にも反映されている。
「継続的なパートナーシップを目指し、初期フェーズの企業にも対応できるように画一的な料金設定は行っておりません。企業のステージに合わせて、予算に応じた柔軟なプランを構築します」(富田氏)
日本の経済において、事業承継ニーズは今後ますます高まっていく。その新陳代謝を促し、企業の未来を共に創るパートナーとして、GRANDIR(グランディール)は今後も力強く支援を続けていくだろう。