とり過ぎると「脳が不安定」になる食べ物

「過剰にとり過ぎると子どもの精神が不安定になる」ある食べ物について、具体的にお伝えしていきましょう。

それは、お砂糖です。特に、ブドウ糖に近い純粋な白砂糖をとり過ぎることは、育脳の大きな障害となってしまうのです。その理由は、主にふたつあります。

ひとつは、血糖値を急激に上げてしまうこと。脳を動かすためには、ブドウ糖が安定してゆっくりと送り込まれるのが理想です。一気に大量に送り込まれると血液中にあふれ返り、血糖値が急激に上がってしまうからです。すると、血糖値を下げるためのホルモン「インシュリン」が一気に放出され、今度は血糖値が急降下することに。この血糖値の急降下が起こることで、集中力や記憶力は低下し、子どもは勉強どころではなくなってしまうのです。

もうひとつは、ビタミン、ミネラルを無駄に失ってしまうこと。砂糖を代謝するときには、大量のビタミンやミネラルが必要です。特に、ビタミンB1が消費され過ぎると慢性疲労状態になってしまうことも。

きび砂糖やてんさい糖、オリゴ糖などは、どれも吸収に時間がかかる甘味料なので、血糖値の上昇を緩やかにしてくれます。

「カロリーゼロ」なら問題ないのか

市販のおやつには、びっくりするほど大量の砂糖が使われているものがたくさんあります。板チョコ1枚で約20g、ショートケーキ1個には約30gの砂糖が含まれています。なかでも、注意すべきは清涼飲料水。

図表2にどれぐらいの砂糖の量が含まれているのか調べる方法を紹介しました。いつも飲んでいるジュースにどれぐらいの砂糖が入っているか、お子さんと一緒に計算してみてください。

【図表】飲み物の砂糖の量を調べてみよう
出典=『「賢い脳」は脂が9割』(プレジデント社)

最近よく目にする「カロリーゼロ」商品は、砂糖を使っていないのにしっかり甘味があります。それは何かというと、科学的な調味料。体内で吸収されずに排出されるタイプの甘味料は、他の栄養素の吸収を遮断するともいわれています。

また、一部の国ではすでに添加が禁止されているアスパルテームやアセスルファムKといった甘味料が、日本ではまだたくさん使われています。他国では健康を阻害する可能性があって禁止されたわけですから、日本人なら大丈夫……というのはちょっと無理があります。

やはり、成長過程にある子どもの口に入れるのは、避けたほうが無難でしょう。