親の「当たり前」は子どもの当たり前ではない

【親にとっては当たり前でも、子どもにとっては当たり前ではないこと10】

(1)毎日決まった時間に起きる
親が声をかけたり、目覚まし時計を使ったりしてもいいので、子どもがちゃんと起きてこられるか。

(2)毎日宿題をする
基本的に毎日宿題があります。それをちゃんとやれているか。

(3)毎日学校でもらった手紙(プリント類)を親に渡す
宿題をやるタイミングでカバンを開けたときに気づいて出せるようになっているか。

(4)テストが近づいたら勉強量を増やす
学校でも学習計画を立てますが、親から見ても勉強量が増えているか。

(5)提出物を期限内に提出する
テスト前の提出物は量が多いです。テスト範囲表などに載っている提出期限に間に合うように出せているか。

(6)内申点を常に意識し、全教科手を抜かない
主要5教科の勉強だけをすればいいと思う子もいますが、副教科の成績も内申点に影響します。テストがある副教科もしっかり勉強しているか。

(7)ゲームの時間など、決めたルールを守る
時間をごまかしたり、隠れてやったりするなど、ルールをやぶることはないか。

(8)姿勢よく食事や勉強をする
ふとしたときにちょっとした心の乱れが出てくるものです。食事や勉強時の姿勢はいいか。

(9)教えられた通りの学習法で勉強する(自己流でやらない)
一度解けると自己流のやり方にしてしまい、精度が下がる子がいます。ちゃんと習った通りの学習法をやれているか。

(10)問題集は与えられたものを使う(親のアドバイスを参考にする)
今の時代はネットで調べて完結させてしまう子もいますが、すべての情報が正しいとは言えず、危ないです。ちゃんと与えたものでやれているか。

ギャップを理解すれば、親の心も安定する

さて、いくつになりましたか? その数が少なくて、「そうそう、こんなこともできないんだよね」なんて思ってしまってるとしたら、あなたとお子さんは絶望的にズレが生じていると思っておいたほうがいいでしょう。

これらの10個のリストは、親は「当たり前」と思っているかもしれませんが、子どもにとっては実行が難しいことがほとんどです。

なぜなら、中学生の子どもはまだ発達の途中段階にいるからです。勉強をがんばれるときもあれば、がんばれないときもある。その日によって気分がコロコロ変わる、これが普通です。そんな子どもを気持ちよく勉強に向かわせるには、ちょっとしたコツが必要です。

まずこれらのギャップを理解することで、日常で親が子どもをほめるポイントが増えていきます。

これは子どもにとってもいいことなのですが、実は親の心が整うことにもつながるのです。

当たり前が当たり前ではないということに気づくのは大切です。

今まで当たり前だと思っていたことがそうでなかったと気づいて、子どもをいっぱいほめてあげることで、自分の心も落ち着き、子どもとよい接し方ができるようになっていきます。

そして、親の心が安定した状況で、次の「子どもがイヤがること・がっかりすること」を意識的にやらないようにしていくのです。

赤いハートを持つ女性の手
写真=iStock.com/Leks_Laputin
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