ほめられたいからこそ宿題をやらなくなる

「でも、この子は私が言わないと絶対自分で宿題しないんです」とおっしゃる親もおられます。しかし常にそう言い続けることで子どもが自らやるチャンスや見通しを奪っていることもありますので要注意です。

もし子どもが言われる前に宿題をして親からほめてもらおうという気持ちになっている時に「宿題したの?」と言われて宿題をしてしまうと、ほめられる機会を失います。普段、親からあまりほめてもらっていない子どもは、ほめられたい気持ちが強いほど、かたくなに宿題を拒否することもあります。

子どもがテレビや動画を見ていて「またか」と思っても、まず学校での様子などを聞いてあげるとよいでしょう。子どもはすぐに「宿題」のことを言われないことに安心します。それから必要に応じてせいぜい「宿題で分からないことがあったら見てあげるよ」と伝えるくらいにして、子どもが自主的に行動するための手助けをしてあげるつもりでいるのがよいでしょう。

ただこれには子どもの観察も必要で、時間がかかっても勉強に向かえた時はしっかり認めてあげ、時には一緒に計画を立ててあげるなど、大人の忍耐力も試されるところです。