好奇心豊かな異才が集うMITが2位
2位にランクインしたのは、アメリカのトップ大学・マサチューセッツ工科大学(MIT)だ。「世界最高峰の技術とイノベーションを生み出す、実践重視の理系トップ大学です。ボストンにあるので比較的治安もいいですね」と篠塚さん。
Route Hカウンセラーの入谷和良さんいわく「好奇心のままに突き進む、ちょっとクセの強い異才の集まりです(笑)。MITでは入学時の選考で、いかに面白くふざけることができる人間かを見られる印象です。例えば『ハック』と呼ばれる、大学当局の目を盗んで行われる、知的かつ洗練されたいたずら(MITのシンボルとして知られるグレートドームのてっぺんにMIT Policeのパトカーにそっくりの模型を置き全米を驚かしたことも)を行うことが伝統になっているのもMITならではでしょう」とのこと。
アイビーリーグの3校が10位以内にランクイン
アメリカには「アイビーリーグ」と呼ばれる東海岸の八つの名門私立大学があり、そのうち3校がベスト10にランクインしている。
その筆頭が3位のハーバード大学で、全米で最も歴史が古く(17世紀設立)、最も有名な大学といってもいい。ハーバード大はMITと車で20分の距離に位置し、学生がお互いの授業を受けられるように提携もしている。
「合格率はわずか3%台と最難関の大学。海外大を目指す誰もが入りたいと思う憧れ校です。もともとオックスブリッジを模範に設立され、人文科学、社会科学、自然科学、ビジネス、医学、法学と、今では幅広い分野で全米トップクラスになっています」(篠塚さん)
英語塾「J PREP」代表の斉藤 淳さんは「大学院教育に重点を置いていて、他の大学に比べて大学院生が圧倒的に多いのも特徴。政治エリートになるための、社会科学が特に人気です」と語る。
ジョン・F・ケネディ、ジョージ・W・ブッシュ、バラク・オバマなど大統領を多数輩出している大学でもある。
4位にランクインしたのは、アイビーリーグのプリンストン大学。総合大学ながら学生数が少なく、指導の手厚さに定評があるという。学部教育に力を入れているようだ。また、ハーバード大と比較したときに、実践よりも理論に重きをおいた指導を受けられると聞く。
「物理学・数学の分野で歴史的な研究が行われていることで有名です。卒業生にノーベル賞受賞者が多く、大学に潤沢な資金があるので、学生の研究にお金をかけられます。ただし大学の入学時に論文提出が求められるので、早めに準備することが求められます」(入谷さん)
(後編につづく)




