小さなことでも気軽に相談してOK
私のところにはYouTubeやTikTokの視聴者から毎日のように相談のDMが届きます。その多くは中高生からのものなのですが、中には保護者からの相談もあり、また最近ではフリースクールや通信制サポート校の活動を通して、生で保護者のみなさんの声を聞く機会も増えています。
その中で特に多いのは、「先生にどこまで相談したらいいかわからない」というものです。
たとえば明らかないじめとまではいかなくても、心配なことってありますよね。
「子どもが楽しくなさそうにしている」とか、「クラスで孤立してるんじゃないか?」とか。でも、先生も忙しいだろうし、そんなことでいちいち相談したら『モンペ』(モンスターペアレンツ)扱いされてしまうんじゃないか?
モンスターペアレンツ問題が広まる陰で、逆に気を使いすぎて、どこまで言っていいものなのかと悩んでいる保護者の方も増えているようなんです。
でも断言しますが、小さなことでも気軽に相談してOKです。むしろ、言ってくれた方がありがたいし、教員は話してもらえれば絶対に気にかけるようにします。
先生は相談されたらうれしい
電話するほどでも……という場合には手紙や連絡帳に書いておいてくれるだけでも大丈夫です。
特に小学生の場合はそうです。たとえば、「うちの子、本当に好き嫌いが多くて、野菜がまったく食べられないんですけど……」とか、「幼稚園のときに○○ちゃんとケンカして、本当にすごいトラブルになった」とか、そういう情報は、逆に伝えておいてもらった方がありがたかったりします。
特に小学生の場合は、困っていても、なかなか自分から先生に言い出せないことがあります。でも把握しておけば、もし何も起きなかったとしても、気にかけておくことができます。教員としてもそれはありがたいことなのです。
だから「迷惑かな」などと思わずに、言ってほしい。あとから怒鳴り込まれるくらいなら、先に言っておいてくれた方がいいです(笑)。
実際に私の経験として、中学校のクラス替えの作業をしている最中に、たまたまあるお母さんに会って、「実はうちの子、小学生のときに○○ちゃんとトラブルになってるんですよ……」と聞いたことがありました。急いでクラス替えの資料を見たら、その2人は新クラスが同じになっていたんですね。
2人のトラブルについては、小学校からまったく情報が上がってきていませんでした。知っていたら絶対一緒のクラスにはしませんから。
その時は、お母さんの情報のおかげで、ギリギリのところで2人を別々のクラスにすることができ、トラブルを事前に回避することができました。


