次世代住宅として注目を集めるHEMS(ホーム・エネルギー・マネジメント・システム)を採り入れたスマートハウス。今春、ダイワハウスでは、蓄電池の容量・出力などをバージョンアップしオリジナルHEMS搭載の「スマ・エコ オリジナルII」を発表した。

独自のHEMSで
ユーザー本位を実現

ダイワハウスは、住宅メーカーのリーディングカンパニーとして多様化する住宅ニーズに応えてきた。確かな基本構造性能、豊かな居住環境性能、独自の先進技術を擁して、住まいの新たな価値創造企業としても定評がある。

戸建て住宅の主要ブランドである「xevo(ジーヴォ)」は、省エネ性と高耐久性を実現し、ライフサイクルコストの低減を可能にした外張り断熱通気外壁をはじめ、耐震性にも優れるなど、数々の技術的特長を備えた人気のシリーズ商品である。

一方で同社は次世代住宅・スマートハウスにも注目。核となる技術であるHEMS(ホーム・エネルギー・マネジメント・システム)の研究開発にいちはやく取り組み、同社オリジナルの「D-HEMS(ディーヘムス)」の開発に成功している。

家電メーカーやIT系企業が開発したHEMSを採用する住宅メーカーが多いなかで、開発資源を投入し、IT技術の開発にも取り組む同社。そこには住宅メーカーのリーディングカンパニーとしての矜持がある。

住まいにはさまざまな家電があり、今後は電動シャッターやセキュリティシステムなどの装備との連動も求められてくる。

ダイワハウスは2010年7月からスマ・エコハウス展示場において実証実験を行い、結合試験や試運転を繰り返し、HEMSとさまざまな設備機器とのスムーズな連動を可能にした。独自のD-HEMS開発は、さまざまなメーカーの家電を利用する多様なユーザー目線に立った使い勝手のよいスマートハウスを実現するために欠かせないものだったのだ。

2011年10月には、スマートハウス第1弾として待望の「スマ・エコ オリジナル」を発表。「xevo」シリーズの戸建て住宅に搭載可能となっている。2013年4月現在で累計2000棟近くの販売を見込んでおり、住宅メーカーとしてトップクラスの実績を誇っている。