世界各国で研究される注目の次世代成分「NMN」
「次世代成分」として、近年メディアや一般消費者の注目を集めるNMN(ニコチンアミドモノヌクレオチド)をご存じだろうか。
「NMNとはナイアシン(ビタミンB3)からつくられる成分で、ヒトや動物の体内でも自然に生成されます。NMNが注目されるようになったのは、米国ワシントン大学の今井眞一郎教授がNMNに関する論文を発表した2010年代頃です。体内にはNAD+(ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド)という人間が生きていく上で欠かせない物質があり、加齢と共に減少してしまいます。NMNは体内に取り込まれるとこのNAD+に変換されるのです」と大正製薬のサプリメント「NMN taisho」に携わる担当者は語る。
研究が進むにつれてテレビをはじめとしたメディアで取り上げられるようになり、注目を集めるようになる。さらに、2020年には食品としての使用が認められた。担当者は当時を振り返ってこう述べる。
「NMNという成分が市場でトレンドになっているとの情報をつかみ、われわれも非常に注目するようになりました。そして、詳しく調べていくうちに、ヒトにとって嬉しい成分であることが徐々に明らかになってきたのです。まさに、NMNは当社の経営理念の使命(ミッション)『健康と美を願う生活者に納得していただける優れた医薬品・健康関連商品、情報及びサービスを、社会から支持される方法で創造・提供することにより、社会へ貢献する』にぴったりの成分でした。そのため、製品化に踏み切りました」
大正製薬が妥協なく開発したサプリメント NMN taisho
こうして大正製薬が完成させたNMN taishoには、NMNが3粒中に250mg含まれている。これだけの量のNMNを食事から摂ろうとすると、枝豆だと約3万3300粒、ブロッコリーだと約240株、アボカドだと約300個食べなければならないが(※1)、これだけの量はさすがに1日では食べ切れない。NMN taishoは、それだけの量のNMNが小さなカプセルにギュッと詰め込まれている。NMN原料も高純度なものにこだわり、品質にも一切妥協はないという。
※1 Cell Metab. 2016 Dec 13;24(6):795-806.を基に大正製薬計算
「NMNは大正製薬独自の品質管理体制に基づいて品質を確認して仕入れた原料を使用し、純度99%以上の原料にこだわりました」
高品質を担保するためには徹底した品質管理体制が必須だが、NMN taishoの生産工場はGMP(Good Manufacturing Practice:適正製造規範)認定を受けている。GMPとは、生産のすべての過程において製品の安全性や一定の品質が保たれるようにするための製造工程管理の基準のことだ。
「製造している工場はGMP認定を受けていますが、同時に当社独自の管理基準も設けています。NMN taishoはそうした厳格な品質管理・信頼性保証体制のもとで製造されており、品質の高さには自信があります」と担当者は胸を張る。さらに、1日目安分ごとに使い切りの個包装にすることで衛生面にも気を配った。
サプリメントを飲もうと思っても、忙しい毎日を送る中でつい忘れてしまうことも多いが、担当者は「たとえ飲み忘れる日があっても気にせず続けてほしい」と語る。
「目安量は1日あたり3粒です。飲みやすいタイミングは人それぞれなので、たとえば朝食と一緒に摂るなど、飲み忘れないような習慣を取り入れて飲み続けていただければと思います。継続は力なりですから」
嬉しいサポート成分を大正製薬オリジナルの配合率でカプセルに
NMN taishoには、NMN、レスベラトロール、ザクロエキス(エラグ酸)の3つの成分が独自の割合で配合されている。レスベラトロール・ザクロエキスはどちらも、NMNという素材と相性が良く、健康や美をサポートする成分をチョイスしたと担当者は語る。
「レスベラトロールとは赤ワインなどに含まれるポリフェノールの一種で、NMN taishoにはブドウの果皮から抽出したものを配合しています。ザクロエキスに含まれるエラグ酸も健康や美容に嬉しい注目の成分として入れています。どちらもNMNをサポートする成分として配合しました」
さらに、この配合について特許を取得(特許第7287587号〈NMNとザクロエキスとレスベラトロールに関する特許〉)しているため、大正製薬オリジナルの配合であると言える。
「この3つの成分を小さなカプセルの中に入れるのは至難の業ですが、大正製薬独自の製品開発力やノウハウを駆使して詰め込みました。NMN taishoの主な成分であるNMN原料が99%以上という高純度を誇るからこそ、飲みやすい大きさのカプセルに収めることができたのだと思います」
人生100年時代に向けて、ハリのある毎日を
「2023年3月の発売以来、ユーザーからの反応は上々」と担当者は語る。継続率は定期購入3カ月目時点で90.4%(※2)と非常に高く、それ以上長く続けるユーザーではさらに高い数値を示しているという。その理由を「NMNという成分について情報収集をした上で購入を決断されているからではないか」と担当者は予想する。
※2 定期購入3カ月目時点/2024年5月集計/N=1,465人/大正製薬調べ
「情報感度の高い方がNMNという成分に期待していること、さらに大正製薬の製品だからという理由でお買い求めいただいているケースが多いように感じます」
実は、発売当初はどの程度売れるのか手探りの部分があった。しかし、いざ製品を販売してみるとユーザーから驚くほど反響があり、売上も予想以上の数字を達成できた。2024年についても、売上実績はほぼ計画通りに推移しているという。
ユーザーのボリュームゾーンは50代前後だ。そうしたいわゆる「大人世代」にも手に取ってもらいやすいよう、紺色を基調にした清潔感のあるパッケージデザインを採用した。ちょうど衰えを感じるようになるこの世代では、ゴルフや飲み会といった仲間内でNMNが話題にのぼることもよくあるという。
「だいたい40歳を過ぎるといろいろと気になり始めるものですが、そうはいってもまだまだ健康的に過ごしていきたいと思うわけです。そういう現役世代で、これからも健康でいたい、若々しい毎日を過ごしたいという方に手に取っていただきたいですね。1日目安分のパッケージは小さくつくっていますので、出張や旅行の際にもポケットやかばんに忍ばせていただければ嬉しいです」
大正製薬がその研究力や開発力を駆使した製品であるNMN taisho。健康や美を願う多くの生活者が継続して使用しやすいように、価格も企業努力によってリーズナブルに抑えている。ハリのある毎日をこれからも長く過ごしたいと考える人は、日常生活の新習慣として、ぜひ手に取ってみてはいかがだろうか。