バズる宣伝ネタになる
また、写真を、店外に設置しているA看板に飾っても、窓に貼っても目立ちます。この写真がしょっちゅう変化すると、より目立ちますし、活気が出ます。
先日のランチで行ったお店は、店外のA看板に「東京ウォーカーにのりました!」というPOPと、おそらく数年はたっている色あせた誌面を飾っていました。過去の栄光より、未来への一歩。商品も情報も新しいほうがいいです。
期間限定商品があると、SNSでの投稿も楽になり、反応も良くなります。グランドメニューの中の商品について投稿するより、気持ちが入りますし、視聴者も新鮮な情報を喜ぶからです。
しょっちゅうやっているとフォロワーが増え、拡散されやすくなります。
メリット⑧活気が生まれる
継続して期間限定商品を販売していると、常連さんは「そろそろ次の限定品が出るかな。楽しみだな!」と、思ってくれるようになります。店外の窓に貼られた写真がしょっちゅう変わるのを見て、「1回、入ってみようかな?」と思う人も出てくるでしょう。
長く続けるには努力が必要ですが、ガヤガヤやっていると、自然と活気が生まれてきますし、人が集まってきます。
図表1にあるのは「人が集まる9カ条」というもので、大阪の釈迦院に伝わる言葉です。
期間限定商品を販売するメリットは、ここがゴールです。楽しみながら続けて、この状態を目指してください。
1967年生まれ。ながらくフリーターとして多くの店で修業した後、1999年に渋谷区で飲食店を開業。2006年に中小企業診断士の資格を取得し、『メニューが飲食店を救う!』(こう書房)を出版。希少なメニュー関連の本としてヒット。これを機に全国で活動するようになる。現在は出身地である岡山市に所在し、近隣県の商工会議所、銀行などから依頼を受けて中小・個人の飲食店を中心に利益増加のアドバイスを行う。同時に、週の半分は東京など都市部からの依頼を受けて全国で活動。年に約30社と向き合いながら、年に約50回のセミナーを開催している。日本調理製菓専門学校経営学非常勤講師。