物価高を逆手に取れる貯蓄法
今、物価高に苦しむ家計は多いと思います。
物価高でも収入がそこまで上がるわけでもなく、支出を減らそうにも、それもなかなか難しいもの。
そんな今こそ、注目したいのが「つもり貯金」です。
つもり貯金とは、その名の通り、「外食に行ったつもり」「服を買ったつもり」など、「○○したつもり」になって、その分のお金を節約する方法です。
今は物価高ゆえに、自ずと、その節約できる金額も高くなります。
すなわち、この物価高の中でこそ、より効果を発揮する節約方法ともいえるでしょう。
つもり貯金は、昔からある定番の節約方法なのですが、意外と実践している人(とくに長続きしている人)は少ないものです。
今回は、そんな「つもり貯金」のポイントについて書きたいと思います。
つもり貯金に必要な力とは
つもり貯金には、特別な知識や経験、テクニックは必要ありません。
必要なのは、お金を使いたい誘惑を、「○○したつもりで」で我慢する忍耐力と、「もし○○したら、××円かかるだろう」という想像力です。
と、簡単に言いましたが、我慢することはなかなか難しいものです。
というのは、世の中は、とにかく「お金を使わせよう」と、あの手この手で物欲を刺激してくるからです。
実際、世の中には「今を楽しもう」「二度とは来ない、今を」といったキャッチーなフレーズで溢れています。また、「消費とは経済を回すこと」など言われると、お金を貯めこむことは悪いことのように思えてもきます。
そして、そんな甘言に乗っかって、こちらも「自分へのご褒美」「運命の出会いだ」などの理由をつけて、ついついお金を使ってしまうものなのです(心当たりある人は多いと思います)。