「もうマッサージ屋に通わなくていいかもしれない」
「ほとんど買うことを決めましたね」
パナソニックの「リアルプロ」を試して開口一番、こんな大胆発言で場をざわつかせたのは、経営理論のプロフェッサーである入山章栄教授である。入山教授は30年以上前からマッサージに通う自称“マッサージマニア”。そのマニアがうなった。
「体が凝っている時ってだいたい忙しい時なんですよ。忙しい時はマッサージに行く時間も惜しい。昔から“タイパ”を重視しているので、その点でもマッサージチェアが家にあれば、と思っていました。一方で、結局はプロの指にはかなわない、最終的にはマッサージ屋に行かなきゃほぐれないだろうなという思いもあって。でもこのリアルプロがあれば、お世辞抜きで行かなくていいかもしれない。きっとセンサーなどが優れているんでしょうね。もむ場所や力加減が絶妙でしっかりほぐしてくれるのに、一度も“痛い”と感じなかった。驚きましたよ」
今回試してもらったリアルプロの最新モデルは、大きく二つの点で進化を遂げている。デザインが刷新されたことと、モミ玉の移動範囲が延び首から尻全体までほぐしてくれることだ。
「マッサージチェアがなかなか普及しない大きな理由がデザイン。マッサージチェアを置くと部屋が10年老けると言う人もいます。でもこのデザインは自宅に置いても様になる。もう一つのお尻までほぐしてくれる機能は、これぞ待ってました! というもの。マッサージチェアは首、肩、腰しかほぐせないのがマッサージマニアにとって最大の悩みでした。お尻は大きな筋肉があり、腰にも影響する重要な部位。そこまでほぐしてくれるマッサージチェアはリアルプロが初めてです」
なぜ“AI時代の管理職にこそリアルプロが必要”なのか
最近新築した自宅の写真を見ながら、リアルプロのある生活を想像する入山教授。「多忙な経営者にはもちろん、これからの管理職にも有用」と説く。
「今年からいよいよ世の中に生成系AIが実装され始め、勤怠やコストの管理は全てAIがやるようになる。じゃあ管理職が不要かというとそうではなくて、今後はリーダーの役割へと変容していく。リーダーの役割とは部下の力を発揮させて組織の力を高めること。そこで求められるのがコーチングとファシリテーション。要するに頭脳労働ではなくて感情労働になるんです。そうなると“何を言うか”と同等に“誰が言うか”が重要になる。同じ言葉でも、くたくたに疲れ果てたおじさんと、健康的なおじさん、どちらの言葉が部下に刺さるかは明白ですよね。これからの時代は健康を戦略的に意識することが重要になる。タイパにも優れているリアルプロが自宅にあれば、その一助になると思いますね」
睡眠や食事による健康管理は無論、今やトレーニングも自宅で行うものになりつつある。マッサージは外で受けるものという固定観念さえ捨てれば、時間の質を高める習慣、そしてリーダーのパフォーマンスを高めるルーティンとして、リアルプロは間違いなくその一つの有用な選択肢になる。
パナソニック「マッサージチェア リアルプロ(EP-MA120)」
パナソニックのマッサージチェアの最上位モデル。特長は何といってももみ心地の良さにある。熟練マッサージ師のもみ技を追求したヒューマンハンドモミメカを内蔵センサーで制御。毎秒100回もの動作補正を行い、適切な場所を絶妙な力加減でもみほぐす。13年ぶりにフルモデルチェンジが施されたEP-MA120は、モミ玉の移動範囲を太ももの付け根まわりまで延ばしたことで、尻へのアプローチが向上。デザインも全身を包み込むようなシェルフォルムへと刷新された。本製品で2023年度グッドデザイン賞を受賞。
医療機器認証番号305AKBZX00023000 オープン価格
入山章栄
早稲田大学大学院経営管理研究科(ビジネススクール)教授。2008年に米ピッツバーグ大学経営大学院より博士号を取得。19年より現職。世界の30の主要経営理論を網羅した『世界標準の経営理論』(ダイヤモンド社)は、経営者だけでなく学生や研究者からも支持を集める名著。