東急ハーヴェストクラブは、日本全国に現在25の施設を擁する会員制リゾートホテルだ。コロナ禍にあっても高い支持を得ている同クラブの魅力はどこにあるのか――。

1988年の開業以来、日本の会員制リゾート市場をけん引する東急ハーヴェストクラブ。その人気はコロナ禍においても変わらず、昨年9月には東急リゾート社が扱う既存会員権の月間の仲介取引件数が過去最高を記録したという。

大柴信吾(おおしば・しんご)
東急不動産株式会社
ウェルネス事業ユニット
ホテル・リゾート開発企画本部
ハーヴェスト事業部
統括部長

「自然に囲まれた環境で密を避けて過ごしたり、リフレッシュを兼ねたワーケーションで滞在したりといったニーズにも対応が可能。そうしたことからも、需要が高まっていると感じます」

東急不動産の大柴信吾氏はそう説明する。別荘を持ち、誰にも気兼ねせず過ごしたいと思っても、管理の手間やコストを考えて二の足を踏む人は少なくないだろう。まさにそうした人たちに、“別荘を所有する歓びとホテルならではの快適さ、そして手軽さ”を提供するのが東急ハーヴェストクラブだ。会員は第二のわが家のようなくつろぎと、ホテルの利便性を同時に享受できるわけである。

「会員の皆さんに、『ただいま』と帰ってきていただける、そんな場所を目指しています。海や山、高原といった周囲の自然を満喫されるのはもちろん、最近はラウンジやロビー、またお部屋で落ち着いた時間を過ごす方も増えました。私自身、全国の施設を訪問し、実際にご利用されている方々がそれぞれの楽しみ方をされていると感じております」

最近は年を重ねてもさまざまな形で働き続ける人が多い。その中で、仕事に、趣味に、気分転換に、自由に使える空間は、アクティブなシニアライフにとっても有用な場所になりそうだ。

そんな東急ハーヴェストクラブの大きな特長は、一つの施設の会員権を持てば、その施設を中心に全国にある25施設全てを利用できる点だ。

「夏は軽井沢や蓼科で、秋は紅葉の京都で、冬はスキー場に隣接した勝山で過ごすといったご利用も可能です。中には、桜の開花を追って南から北へ移動するといった方も――。また、各施設にレストランがありますから、3世代での誕生日や結婚記念日などのお祝いで定期的に利用される方も多いですね」

「東急ハーヴェストクラブ熱海伊豆山&VIALA」のプール。プールだけでなく、大浴場からも相模湾を見下ろすことができる。
雄大な浅間山を眺めながら、ゆったりとくつろげる「東急ハーヴェストクラブ軽井沢&VIALA」のラウンジ。

さらに、各施設で催される「休日楽園倶楽部」も評判。ガイド付きの高原トレッキング、釣り、写真教室といった多彩なアクティビティは、今まで関心がありながら試す機会がなかったことを経験する場になるとともに、そこから会員同士の交流が生まれ、世界を広げるきっかけにもなるだろう。

開業予定の京都、鬼怒川の新施設にも多くの反響

東急ハーヴェストクラブでは今年、新たに2施設の開業が予定されている。今年7月に開業予定の「東急ハーヴェストクラブ京都東山 In THE HOTEL HIGASHIYAMA」(以降は京都東山)が位置するのは、青蓮院、知恩院、南禅寺、平安神宮といった京都を代表する寺社が集まる人気エリアである。

「京都市京セラ美術館や京都国立近代美術館などの文化施設も近く、食事やショッピングに適した河原町・祇園エリアも徒歩圏。交通の便も良く、深く京都を楽しむのに最適な拠点といえます」

この施設は「京都東急ホテル東山」の一部の客室を対象としたもので、和の美しさに現代的な機能性を備えた客室には茶器一式がそろった茶箱も設置されており、茶文化の一端にも触れることができる。

「京都東山は厳選したホテルの客室を東急ハーヴェストクラブとしてご利用になれるという『In』タイプの第1号です。今までにない立地での展開が可能になり、新しい試みといえますね」と大柴氏は言う。

同じく今年12月には、部屋でのくつろぎを追求した「VIALA」シリーズの、2008年開業の「東急ハーヴェストクラブVIALA箱根翡翠」以来となる単独施設として、「東急ハーヴェストクラブVIALA鬼怒川渓翠」の開業も予定されている。

「建物は鬼怒川渓谷沿いの立地で、渓谷の景色を最大限生かす建築プランを採用しています。さらに、自家源泉を引き込んだ露天風呂を“全室”に設置しました。ワーケーション対応として、客室にガラス張りのガーデンルームを設けたり、屋外のテラス空間を充実させたお部屋も。最寄り駅から徒歩約3分と電車でもご利用いただきやすい上、日光エリアに気軽に足を延ばせるのも魅力です」

「東急ハーヴェストクラブ京都東山」の外観(※)。地下鉄東山駅から徒歩約4分と観光にも便利。
「東急ハーヴェストクラブ京都東山」の客室(※)。複数の客室タイプの中から選んで予約できる。
鬼怒川渓谷を望む「東急ハーヴェストクラブVIALA鬼怒川渓翠」の外観(※)。特急停車駅である東武ワールドスクウェア駅から徒歩約3分の好立地。
「東急ハーヴェストクラブVIALA鬼怒川渓翠」の客室(※)。平均面積69m2のゆとりある空間で、全室温泉露天風呂付き。

※完成予想CG(図面を基に描き起こしたもので、多少異なる場合、または変更となる場合があります)

長い歴史の中で積み上げた信頼と実績を基に、いっそう価値を高めていく東急ハーヴェストクラブ。新規開業予定の二つの施設には、会員権の募集についてもすでに多くの反響が寄せられているという。

「ご自宅とはまたひと味違ったセカンドホームとして、豊かな自然に包まれた施設でのくつろぎ、スタッフとの交流を通じて、特別ではないけれど人生をより豊かにする時間、空間を提供したいというのが私たちの思いです。これからも、withハーヴェストクラブのライフスタイルを進化させ、会員様がより自分らしく生き生きと輝けるよう、尽力していきますので、引き続きご期待いただければと思います」

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東急リゾート ハーヴェストクラブ担当
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