在宅勤務の時間が長くなると、例えば毎食後と就寝前の歯磨きを忘れたりするなど、歯と口のケアへの意識が薄れていないだろうか。だが、仕事で高いパフォーマンスを上げるためには、まず健康が重要だ。優秀なビジネスパーソンにとって、もはやオーラルケアは必須である。
歯科医師推奨の磨き方(※1)ができる唯一(※2)の電動歯ブラシ、パナソニックの「ドルツ」が新しく発売したモデル「EW-DT51」(オープン価格)は、W音波振動(※3)で歯周ポケットと歯間の汚れをパワフルに除去すると同時に、スマホアプリとの連動によって、初めての人でもその日から手軽に短時間で正しい磨き方をサポート。一人ひとりの磨き残しをなくすために、徹底的な工夫がなされている。
同製品の企画開発に携わった、同社のビューティ・パーソナルケア事業部商品企画部の久保井美帆さんと同イノベーション推進部の梶山聡さんに、「EW-DT51」の開発にかけた思いとともに、電動歯ブラシとの付き合い方について語ってもらった。

スマホアプリとの連動で、歯科医監修の磨き方が可能に

パナソニックが20年に渡って展開しているドルツは、歯周ケアに注力した電動歯ブラシのカテゴリーブランド。近年は独自の小型軽量リニアモーターによるヨコ方向への細かな音波振動(3万1000ブラシストローク/分)によって、歯科医師推奨の「ヨコ磨き(※1)」ができる唯一(※2)の電動歯ブラシとして知られている。従来の「ヨコ磨き」に加えて、垂直方向にも振動する「タタキ磨き」を組み合わせた「W音波振動(※3)」モデルも登場。「W音波振動」搭載モデルは立体的な動きによって歯周ポケットに加え、歯間の汚れもパワフルにかき出せることで、ユーザーから好評を得ている。

その高度な技術を踏襲した同社「ドルツ」のフラッグシップモデルとして新しく発売されたのが「EW-DT51」だ。開発を担当した同社商品企画部の久保井美帆さんは「EW-DT51の開発にあたっては、磨き残しを少なくすることを徹底的に考え、当社企画部門と開発部門が熱い思いを持って開発にあたりました」と語る。

美しい光沢のあるブラックカラーをまとった「EW-DT51」はデザイン性が高く、高級感のある仕上がり。自宅の洗面台に置いても映える見た目は、日常にプレミアム感を演出できるだろう。

最大の特長は、ドルツ初となるスマホアプリとの連動。今回開発した「ドルツアプリ(※4)」と本体をBluetooth®で連動することで、歯科医監修のレッスン動画と自分の磨き方を、1つのスマホ画面で見比べながら磨ける機能を搭載している。電動歯ブラシに切り替える際にまず不安になるのは、うまく使えるかどうかということだが、レッスン動画の通りにブラシをあてるだけで、理想的な磨き方ができるというのは安心だ。

アプリ開発を担当した同社イノベーション推進部の梶山聡さんは、こう動画製作のプロセスを語る。

「動画の製作ではビジュアルのわかりやすさと、要所でアドバイスのメッセージを入れることを重視しました。その2つの要素がわかりやすく、また使う人の共感を得られるには、1つの画面の情報をどのくらいの量に収めるのが効果的かという点で、ユーザーの声をもとに何度も作り直しました」(梶山さん)

1つの画面に2つの要素をまとめたのも、「どうしたらユーザーが正しい磨き方を実践できるか」について思案を重ねてのことだった。

「動画を見ながら、一方では洗面所の鏡で磨き方を確認するのでは、視点がブレてしまって、動画のとおりに磨くのが難しいことがわかりました。そこでスマホ画面の上半分に動画が流れ、下半分ではスマホのインカメラを鏡の代わりに利用することで、動画をみながらその通りにブラシを当てやすくしました」(梶山さん)

歯科医監修の磨き方レッスン動画を見ながら磨くことで、磨きポイントが簡単にわかる。自分の磨き方が確実に向上するはずだ。

久保井さんは、それも「磨き残しを少なくする」ことを徹底するためのこだわりという。

「たとえばゴルフをするのに高品質のクラブを購入しても、その性能を発揮するためにはフォームの改善が必要です。電動歯ブラシもその機能を十分に発揮するための正しい磨き方があり、それを確実に実践していただけるアプリにしたいと考えてこの形にたどりつきました」(久保井さん)

「ブラシの押し付けすぎ」を防止する機能も搭載

電動歯ブラシを使用する時、ついブラシを歯に強く押し付けてしまうことがよくあるが、EW-DT51は押し付けすぎを検知し、スマホのモニター上で知らせる押し付けすぎのアラート機能も盛り込まれている。

「一般的には強くこするとよく落ちるものが多く、歯磨きにおいても同じように考えている方が多いのですが、歯ブラシは軽く当てるほうがよく汚れをかき出せます。また押し付けすぎは歯茎を傷めることにもなりますので、その場ですぐ気づいて直していただきたいと、この機能を搭載しました」(久保井さん)

モーターの動きをセンサーが感知し、鈍くなったら即座にアプリに信号を送る構造だ。スマホアプリというと、ダウンロードしてから実際に使える状態にするまで手間がかかりそうだが、そこにも工夫がなされていて、いたってスムーズだ。アプリをダウンロードしたら、歯科の問診のような項目がいくつかあり、それぞれ該当する選択肢を入力するとすぐ使用可能となる。本体と繋がるまでの流れもスムーズで、使用中に連動が切れることもない。その点でも、使い勝手のよさが考慮されている。

「薄ヘッド・細ネックブラシ」で奥歯の歯周ポケットをさらに磨きやすく

口内環境は人によって違うため、ドルツアプリ(※4)では、その人の口内環境に合わせてオリジナルのモードを設定できるカスタマイズコースが設けられており、自分の理想の磨き方が設定できる。コースは、2分、3分、4分と自分の好みに合わせて設定可能。ドルツの音波振動ハブラシを使用すると、約3日で歯ぐきの健康を推進(※5)できるとしている。

さらに、スケジュール機能によって磨いた記録が残り、磨きすぎの箇所も確認できるので、磨き癖を改善するうえで参考になる。そのうえブラシの交換時期もアプリが教えてくれる。

「歯磨きにもスキルアップが必要です。日々の記録によって自分の癖を自覚でき、上達具合がわかると継続もしやすいことから、スケジュール機能を加えました。目指したのは、歯科指導を自宅に持ち込んだような働きをするアプリです」(久保井さん)

電動歯ブラシを使い始めるにあたって、もう一つ気になるのは、電動歯ブラシならではの分厚いブラシだ。その点についてもEW-DT51では、ブラシのヘッドとネック部分に大幅な改良が加えられた「薄ヘッド・細ネックブラシ」を採用。ヘッド部分は従来より1.8mm薄く(※6)、ネックの幅も3.1mm細く(※6)なり、磨きにくかった、奥歯の歯周ポケットにもブラシが届きやすくなった。

「薄さ1.8mm、細さ3.1mmというとわずかなようですが、口の中では別物に感じるほどの差を感じていただけるはずです。この薄さと細さで、W音波振動の動きや本体落下時の衝撃にも破損しないよう、ブラシの素材を一から検討してこのサイズまで絞りました」(久保井さん)

替えブラシを立てて保管できる「ブラシスタンド」は掃除しやすい形状。ブラシは、歯周ポケットや細かいすきま汚れ用の「極細毛ブラシ(コンパクト)」「極細毛ブラシ(ラージ)」、歯垢やステインケア用の「クリーン&ホワイトブラシ」、歯列矯正や歯並びの悪い箇所用の「ポイント磨きブラシ」の4種類が用意されている。

優秀なビジネスパーソンは、オーラルケアを怠らない

メンテナンスのしやすさにも細かい工夫が詰まっている。たとえば充電スタンドは、下に水分がたまってもサッと拭きやすいよう本体を浮かせた状態で設置できるほか、完全防水で洗いやすい。またブラシや本体の接続部に汚れが入りにくいゴム製のふたがつけられ、付属のケースの中敷きも外れて洗えるようになっているなど、清潔を保つための細かい配慮が施されている。

付属の「携帯ケース」も質感が向上し、高級感がアップした。カバーが付いているのでホコリが入りにくく衛生的だ。

このように、EW-DT51は簡単に理想的な磨き方ができて、手磨きよりも効果的に歯間と歯周ポケットの汚れをケアできる。しかも手磨きよりも時間も短縮できてメンテナンスもラク。もはや使わない理由はないだろう。

「働き方」がシフトし、家で歯磨きをする回数が増えたこのタイミングで、電動歯ブラシにシフトしてはどうだろうか。

※1:バス法、スクラビング法。歯科医師431名の87%が推奨。2018年度3月調査実施。パナソニック調べ。
※2:充電式電動歯ブラシにおいて。EW-DM62及びOEM製品を除く。(2020年7月20日現在 パナソニック調べ)
※3:音波領域内での、ヨコ31,000、タタキ12,000ブラシストローク/分の振動。
※4:ご使用前にお使いのスマートフォンのバージョンが、スマートフォンOS:iOS(iPhoneなど)11.0以上/Android™ 6.0以上、Bluetooth®:4.2以上であることを確認ください(2020年7月現在)。なお、ドルツアプリの内容は予告なく変更・削除されることがあります。
※5:Wクリーンまたはノーマルモードにて、極細毛ブラシ(コンパクト・ラージ)を使用した場合。パナソニック調べ。使用効果は条件により異なります。
※6:2019年度発売EW0916と新商品EW0800との比較。