時刻修正機能で並ぶものなし。国際派にイチオシの実用時計
「OCW-G2000G-1AJF」。カシオが展開する「オシアナス」の最新モデル。カシオというとGショックを思い浮かべるかもしれないが、それと双璧を成すウォッチブランドがオシアナスである。Gショックが耐衝撃性を突き詰めたブランドであれば、オシアナスが徹底してこだわるのはブランドカラーのブルーの表現と“全世界対応”だ。このモデルに搭載されたモジュールは標準電波とGPS衛星電波の受信機能に加え、さらにBluetooth(R)対応によりスマホ経由での時刻調整機能を付加したもの。ほぼ全世界の時刻をカバーする。このモジュールの開発時にカシオが目指したのが「完全自動腕時計」。世界のどこにいても自動で時刻修正を行う時計ということだが、現時点ではそれに最も近い時計である。世界を股にかけるビジネスパーソンにとってこれ以上に適した実用時計はない。●ケース、ブレスレットはチタン。ケース径46.1mm。ソーラー。23万円(税抜き)
海外出張やグローバルビジネスで困ることの一つが、時間の把握だ。時刻修正の手間、時差計算のストレスから解放されたいなら、「オシアナス」というチョイスがある。

日本のみならず世界を代表する“グローバルウォッチ・ブランド”

スーツにしてもバッグにしても、海外出張にはそれに適した製品がある。いくら出張とはいえ上品さは欠かせないが、それに加えて移動時にラクな軽さや機能性、使い勝手や操作性、そしてハードに使用しても劣化しにくい耐久性が条件になる。海外とのビジネスが一般的になった現在、トラベルコレクションやトロッターシリーズなどと銘打って、出張族へ訴求するブランドも多い。

では、腕時計の場合はどうか。海外の時計ブランドの中には旅をテーマにしたコレクションを有し、GMTやワールドタイマーなどの世界対応モデルをラインアップするところが少なくないが、実用面でそれらを軽く凌駕するのが日本の「オシアナス」だ。上に掲載した最新モデルは標準電波とGPS衛星電波の受信機能を備え、さらにスマホ経由でも時刻情報が受信できる、三つの時刻修正方法を備えた世界初の腕時計。もちろん軽さや機能性、操作性、耐久性なども徹底的に突き詰められている。

このモデルを頂点として、オシアナスには前述の三つの受信システムを駆使した世界対応時計が多彩にそろう。時計業界を代表する“グローバルウォッチ・ブランド”と呼んでも何ら異論はあるまい。

簡単・便利なデュアルダイアルワールドタイム
4時位置の小窓に都市名をセットすると、6時位置のインダイアルにその都市の時刻を自動表示。ホームタイムとローカルタイムの入れ替えは2時位置のプッシュボタンを4秒押すのみ。
Bluetooth(R)対応により時刻修正がさらに簡単に
搭載する新型モジュールはBluetooth(R)を介してスマホと連動。1日4回スマホに自動接続して時刻を修正する。タイムゾーンを越えた際は、スマホをワンタップするだけで現地時刻を表示。
もはや死角なし! 三つの時刻修正システムを搭載
三つの時刻修正システムを搭載した新型モジュール「Bluetooth(R)搭載GPS電波ソーラー」の構造。世界中で、最新のタイムゾーン、サマータイム情報を反映した時刻を表示する。カシオには世界6局(通常は4局)の標準電波を受信する「マルチバンド6」があり、GPSシステムの技術があり、Bluetooth(R)の技術がある。それらハイテク技術を総動員してまとめ上げた一つの集大成的モジュールだ。受信感度を維持しながら耐磁性も確保。駆動システムはわずかな光を動力に変えるカシオ独自のタフソーラー。
長時間着用しても快適で疲れにくい
ケース、ブレスレットは軽量で肌なじみがよく、金属アレルギーが起きにくいチタン製。チタンカーバイトという特殊処理により耐摩耗性にも優れる。コマの仕上げの美しさも見もの。
美しく傷つきにくいサファイアガラスベゼル
12角形のベゼルに蒸着を施したサファイアガラスリングをはめ込み、透明感のあるブルーを表現。サファイアガラスは高硬度ゆえ加工が難しく、ベゼルへの組み込みはほとんど例がない。
(構成・文/デュウ 撮影/岡村昌宏(CROSSOVER))