積水ハウスのロングセラー、イズ・シリーズが待望のリニューアル。さらなる進化を遂げた、最新の住まい「イズ・ロイエ」をご紹介しよう。

緑あふれる庭とつながるのびのびとした空間

昔懐かしい縁側や土間のように、内でも外でもない中間的な領域を持つ住宅。積水ハウスは日本の気候風土に根ざした家づくりの伝統を、現代の技術で実現した「スローリビング」という空間提案を行っている。この春完成した「イズ・ロイエ」の最新モデルハウスには、その「スローリビング」のさらなる進化形が示されている。

三方向に開口部があり、屋外との一体感が楽しめるスローリビングが心地よい

モデルハウスの1階は、全体が連続した広がりのある空間だ。視線を遮る間仕切り壁や柱はほとんどない。なかでもメインのリビングダイニングは、三方向のほぼ全面が開口で、のびのびとした空間が、そのまま緑あふれる庭につながっていく。

室内からテラスへとフラットに連続する床は、まさに進化した縁側だ。深く差しかけられた軒で夏の強い日差しをカットし、冬は家の奥まで日だまりを呼び込む。

この屋外の自然を暮らしに取り込む「スローリビング」空間の豊かさを支えるのは、積水ハウスならではの確かな技術力だ。天井高2.74m、最大7mの無柱の大スパン空間の、今までにない開放感は、積水ハウス独自の新構法「ダイナミックフレーム・システム」が実現した。

また、ともすると冷暖房の弱点になりかねない大きな開口部には、業界トップレベルの断熱性能を誇る超高断熱アルミ樹脂複合サッシ(SAJサッシ)が用いられている。躯体にも全体が隙間なく断熱材で包まれる「ぐるりん断熱」を採用、間仕切りの少ない開放的な空間でも、夏涼しく冬暖かい、快適な室内環境を実現する。

吹き抜けのステージリビングに設けられたライブラリー。家族それぞれに居心地の良い、豊かな暮らしがここにある。

魅力ある空間を支える積水ハウスの技術力

このダイナミックな空間に楽しさを加えるのは、3段上がった「ステージリビング」だ。視線が高くなってリビング全体が見渡せ、吹き抜けを介して2階も近くなる。さらに、そこから5段降りると「ピットリビング」がある。開放的なリビングに対し、こちらでは隠れ家風の“こもり感”が味わえる。床が低い分、天井は3.1mと見上げるように高い。

上/上のリビングルームを反対側から眺める。高低差の楽しさと、モダンなインテリアでくつろぎの空間が生まれた。
下/床を下げたピットタイプのセカンドリビング。木のぬくもりとあいまって、包み込まれるような心地よさが生まれる。

この多様な高低差は、家族や来客の関係を巧みに調節する役割を果たしてくれるだろう。大勢でにぎやかに集まるときは、広々としたリビングで。アウトドア空間も併せて活用できる。逆に、しっとりと語り合うには、ピットリビングがよさそうだ。ひとり読書に没頭したければ、吹き抜けのライブラリーへ。姿は隠れても空間はつながっているので、家族の気配は伝わってくる。

積水ハウスのオリジナル外壁、ダインコンクリートの存在感が光るイズ・ロイエ。寄棟屋根の端正な風格と、オーナメントピラーが印象的だ。

壁の内部には地震時の変形を抑える地震動エネルギー吸収システム「シーカス」が組み込まれ、高い安全性と優れた設計自由度を両立させている。

建物を守る最高級オリジナル外壁「ダインコンクリート」は、質感の美しさはもとより、耐久性・耐候性に優れた高性能の材料でもある。暮らしの多彩な情景が描ける、包容力のある空間と、末永く住み継ぐことのできる強靭な躯体。

大切な家族を守り、託すのに、ふさわしい住まいではないだろうか。