スーパーは「買いに行く」から「持ってきてもらう」に!?

ネットスーパーは生鮮食品をはじめ日用品や医薬品などの商品を、スーパーの店頭に行かなくても、インターネットで注文すれば売り場のプロが選んで自宅まで配送してくれる便利なサービスだ。好きな時間・場所から注文可能なネットスーパーは、忙しいキャリアウーマンやワーキングマザーの強い味方である。

イラスト=Yooco Tanimoto

ネットスーパーで買い物をするには、まず利用するネットスーパーを選ぼう。自分が住んでいる地域が配送エリアなのか各ネットスーパーのホームページで確認し、配送エリア内のネットスーパーから選択する。店舗によって配送時間帯、配送料は異なる。残業で帰宅が遅くなることが多いなら、遅い配送時間帯を選べる店舗はありがたい。配送料は一定額の購入で無料となることも。また、表に掲げたような各ネットスーパー独自のサービスや、購入すると付与されるポイントについてもチェックしておくと、ネットスーパーを選ぶときの基準になる。

日々、サービスを向上すべく努力し続けているネットスーパーの最新事情をいくつか取り上げてみよう。

まずは配送。通常、商品の受け取りは自宅だが、商品が受け取れるロッカーの設置やコンビニエンスストアで受け取れるサービスも一部で始まっている。

「ライフネットスーパー」では店舗内にあるロッカーで注文商品を受け取ることができる「受取ボックス便」を、東京の神田和泉町店と落合南長崎駅前店に設置している(一部の商品を除く)。注文完了後にメールで届く「ロッカー受取番号」を入力するとロッカーが解錠されるシステムになっている。配送時間帯に慌てて帰宅して待つ必要がなくなるのだ。

また「東京急行電鉄株式会社」と「株式会社東急ストア」は2016年1月12日から、東急線綱島駅の改札口前に「ネットスーパー受け取り用冷蔵ロッカー」を設置し、試験的に運用を開始している。ロッカーの利用料金は1回324円(税込み)になる。ただし2500円(税込み)以上の注文で無料となる。帰宅時に最寄りの駅で商品がピックアップできるようになれば、時間短縮となり、さらに利便性は高まる。