日々なにげなく使っているお金が、あなたの将来をピンチに陥れるかもしれない……。「あるある!」となったら、人のふり見てわがふり直せ。お金の専門家のアドバイスを参考に、今すぐ家計を改革しよう。
ファイナンシャルプランナー(FP)の浅田里花さんに、30代の働く女性の家計簿を診断してもらった。
「世帯収入の高い人が陥りがちなのが、固定費以外をお小遣いとして自由に使って、貯蓄がないという状況。リタイア直前になり、収入が減ってから浪費癖を直したいと思っても、生活水準を落とすことは難しいです」と浅田さん。
「無計画ではお金は貯まりません。たとえば、住宅購入を考えている場合、何年後にいくら必要かから逆算してまず年間貯蓄の目標額を決めましょう。そして月々とボーナス時の貯蓄額をそれぞれ決め、強制的に貯めてください。いくらまでなら使っていいのか、自分で把握することも大切です。手取りから貯めるお金を引き、さらに固定費を除いた分が自由に使えるお金。お小遣いは楽しみつつ、でも優先順位をつけて使いましょう」