近年の傾向としては「売り手市場にある」という。それだけ「いい物件」に集まる人の数も多く、スピーディーな動きが不可欠なだけに、なおさら確度の高い判断が求められる。

「立地や外観などの条件に加えて、利益率を向上させるには、相場より安いかどうかも見極める必要があります。市場では日々、膨大な不動産の売買情報が飛び交っているわけですが、その中には、かならず安価で有望な物件が埋もれているもの。私たちならそれに気づき、いち早く手を挙げることができるのです。当社が総力を挙げて取り組んでいるのは、この情報収集に他なりません」

また、同社には「売りたい」という要望が寄せられることも少なくない。そうしたラインから独自のネットワークを構築していることも、厚い信頼の根拠となっている。

水戸大家さんが仲介した収益不動産の一例。同社のウェブサイトでは、物件の一部を閲覧可能だ。もともと、峯島社長自身も会社に勤めながら不動産投資を経験。過去には失敗も味わってきただけに、物件を選定する目は厳しい。

確かな戦略があれば成功は特別なことではない


図1

水戸大家さんのバックアップで資産運用に踏み出した人のうち、半数以上がリピーターになるという。低金利や金融緩和も後押しとなり、数千万円、数億円の物件を複数所有することも、決して特別な成功例ではない。

「当社のコンサルティングの流れとしては、背景をしっかりと伺った上で、明確な目標を設定します。自己資金などは限られているわけですから、何をどこまで目指すのかを整理し、そこから戦略を立てていくことが第一歩だと思うのです」

図1は水戸大家さんのバックアップのもと、思い描いたゴールに向かって着実に前進しているオーナーたちの収支例である。長期的な取り組みである不動産投資の成否を左右する大きなカギが「融資」であることが分かるだろう。なお、水戸大家さんとの面談は無料で完全予約制。プロと直接話す場は、金融機関の選定など融資に関するアドバイスはもとより、疑問や不安を解消する絶好の機会にもなるはずだ。

一方、同社グループの体制そのものについても、さらに強固な基盤が築かれつつある。昨年、賃貸管理を行う株式会社MTKを設立。旧オーナーからの引き継ぎ、入居者の募集、クレーム対応など、購入後にも継続的に支援できる仕組みが整った。また、今年は大阪支社の開設も予定しており、いっそうのサービスの充実化が期待される。

こうして積極的な活動を続ける峯島社長の原点は、実にシンプルだ。不明瞭だった人生の展望が、投資を境に一気に開けていく。そんな、自身の体験を共有したいという思いだ。

「経済的な自由度が広がることで、心理的な余裕も生まれるでしょう。会社での仕事にもっと打ち込めるようになった。起業という夢をかなえることができた──。本当にいろいろなオーナー様がいらっしゃいます。私たちは、ぜひ人生の選択肢を増やすためのお手伝いをしたいと考えています」