単に英語が「わかる」だけでなく、外国人と対等にコミュニケーションができ、互いに深く理解し合える「対話力」を掲げるCOCO塾。グローバルビジネスの現場で実践的に役立つと話題の、ビジネス英会話コースを受講する2人に、レッスンの様子とその魅力をうかがった。

出張先で、すぐに使える
「対話力」を磨く実践的なレッスン

受講生 藤井賢一さん
メーカー勤務

合成樹脂を扱う大手メーカーに勤務する藤井賢一さん。海外営業を担当し、主に東南アジアのディーラーや商社との商談をこなし、価格の交渉などを行う。1年前に「対話力」というメッセージに惹かれてCOCO塾に入会し、海外出張で多忙な日々を送りながら、週に一回のレッスンを受講している。藤井さんは過去二度の転職を経験。化学畑の研究職時代には英語の論文に日々触れ、次の会社で海外営業を担当するなど、英語には長年親しんできたものの、商品について海外の取引先から矢継ぎ早に繰り出される質問などに、即座に英語で対応できず、力不足を痛感していた。

「マンツーマン形式の英会話スクールに長く通った経験がありますが、“ビジネスに本当に役立つレッスン”という意味で、物足りなさを感じていました。その点、COCO塾ではビジネスシーンのシチュエーション別に、実践的なカリキュラムを組んでくれるので、海外出張先での商談ですぐに“使える”という実感があります」

特に最近、毎月営業に赴く中国では、英語が不得手な人であっても交渉に臨む姿勢は皆、強気で積極的。

「互いに母国語ではないので、流暢な英語で話すことよりも、臆さず、いかに自分の考えをはっきりと相手に伝えられるかという、本質的なコミュニケーション能力が求められます。そこで、彼らと対等に渡り合うのに、COCO塾の“対話力”を磨くレッスンがとても役立っています。最近ようやく英語での会議の席などでも、双方に納得のいく形で話の取りまとめが行えるようになってきました」と上達を実感する藤井さん。

現在は、上級レベルのクラスで、日曜日の午前中に、同レベルの受講生と共にグループレッスンに参加し、競争相手としても良い刺激を受けている。レッスンでは、複数のインストラクターが持ち回りで授業を担当している。

「それぞれのインストラクターは、国籍や性別も異なり、出身地の背景なども語りながら授業を進めてくれるので、グローバルに見識が広がるし、テキストは同じでも、さまざまなバリエーションで学べるのがいいです。受講後に毎回記入するアンケート(評価表)の内容が、次のレッスンにきちんと反映されるなど、きめ細やかなサポート体制も魅力ですね。とにかく仕事で役立っているのでペースをさらに増やしていきたいです」

英語での情報交換で会話が弾み、
学習意欲がさらにアップ

受講生 中村善昭さん
商社勤務

「COCO塾の門を叩いたのは、1年前。俳優・伊勢谷友介さんを起用したCMに説得力を感じ、体験レッスンを受けてみたところ、イメージ通りだったので入会を決めました。それまで英語スクールの通学経験はなく、英語のCDを聴いて独学で勉強したこともありますが、しっくりこなかったんです」と語るのは、商社に勤務する中村善昭さんだ。

1970年代後半から90年代にかけて、会社のプランテーションがあるブラジルとメキシコに駐在した経験を持つ中村さんは、ポルトガル語とスペイン語が堪能。ところが帰国後、欧米のフレグランスを専門に輸入する関連会社に配属されたのを機に、英語の必要性に迫られた。

「年に1度、現地で取引先との食事会があるのですが、ジョークを言われてもどこで笑えばよいのかわからず、非常に気まずい思いをしました。商談は英語が得意な部下に任せますが、心のこもったお礼のひとつも満足に言えず、情けない思いでした」

一念発起で入会したCOCO塾では、中級レベルのプライベートレッスンからスタート。当初は週2回のレッスンだったが、学んだ内容を消化する時間が大切と気づき、現在は週1回のレッスンに。朝晩の通勤タイムには英語でニュースを聞き、日記代わりの英作文に毎日励んでいるという。

「仕事が忙しくて急に行けなくなった時のレッスンの振り替えなど、フレキシブルに対応してくれるのがいいですね。また、いろいろな国籍の先生がいるのも、COCO塾の大きな魅力。イギリスやアメリカのほか、オーストラリアなど、異なる英語圏出身のインストラクターから、その国の生の情報を英語で教えていただけるのは、得がたい経験です。逆に、私がブラジル時代に体験したことや、中南米のめずらしい野鳥や蝶などについて語り始めると、身を乗り出して聞いてくれるので、会話がどんどん弾みます。それが、苦手な英語を克服する上でとても励みになっています」

努力の甲斐あって、最近ではソーシャルなビジネスシーンで、気持ちを込めた英語での対話力もついてきた、そんな手応えを感じている中村さん。

「COCO塾の上級レベルを目指してレッスンを続け、定年退職後は居住地に近い鎌倉で、外国人観光客を相手にボランティアガイドをするのが夢」と、目を輝かせて語ってくれた。