ロンドン出張で実感。
対話力の必要性とコミュニケーションスキル
COCO塾に通い始めて7カ月目に対話力の必要性を実感させられる体験をした。1週間のロンドン出張である。
「身振り手振りを交えて、何とか意を伝えようと必死。それでも仕事の間はまだいいんですよ。仕事内容が同じならば、専門用語など共通に使う言葉が多いので、会話は何とか成立します。ところが、ランチやディナーなど仕事を離れた時間になると、より一層の対話力が求められるんです」
日本人同士でも、初対面での会話は難しい。何を話題にすればよいのか出張前はわからなかったが、レッスンの成果は、手ごたえとしてつかめた。
「ロンドン出張の前、トム先生にいろいろ英国人のことをたずねました。どんな話題を好むかとか、政治や宗教の話はどこまでしていいのかとか。あれは現地で助かりましたね」
現地の人からは日本と日本人のことについて、たくさん質問された。お互いの国の文化を知ることで相手との間に親近感が芽生えてくる。それは当然、ビジネスにおける信頼感とも関わってくるのだ。
「相手を知ろうと思って、ひるまずに話しかけていくこと。現地でそれができたのは、レッスンで身につけた成果だったと思います」
コミュニケーションの基本は、相手への共感。自分と相手の同じ部分と違う部分を知ろうとすることから会話が成立していく。
「英語のスキル以前に、伝えよう、知ろうとすることがまず大事。それが対話力につながる」と髙瀨さんは言う。
髙瀨さんには「いつか海外で仕事をしたい」という夢がある。そのために、TOEICスコアを800点台まで伸ばしたいとも話す。
「海外でビジネスをするとなれば、それくらいの点数がないと通用しませんからね」
英語を聞きとる力は、自身でも格段に伸びたと思う。しかし、即応力のほうは、まだまだというのが自己評価。「これからも、継続して対話力を磨いていきたい」と意欲を見せた。
COCO塾有楽町校インストラクター
トム・シャトルワース先生に聞く
対話力上達の秘訣!
ポイント1
異文化や社会の変化に興味を持ち、ビジネス英語ならではの語彙や言い回しを学ぶ。
ビジネス英語は日常英会話と異なり、ビジネスならではの独特な言い回しがあります。また、国によっても、ビジネス文化が異なるため、どのような語彙が使われ、どのような言い回しで表現されているかを知ることが、対話力上達の秘訣です。
ポイント2
実際のビジネスシーンを想定し、相手の意見を聞き、自分の考えを臆せずに述べる。
COCO塾では実際のビジネスシーンをつくりだし、受講生が意見を出し合うレッスンを取り入れています。私たちは、そこで出た意見に対して適切なアドバイスを加え、本当のビジネスシーンで「使える英語」を身につけてもらえるようサポートします。