ドリンクによって違うカフェイン量
では、さまざまなドリンクに含まれるカフェインの量はどのくらいでしょうか。
日本で一番売れているエナジードリンク5つ、コーヒー、紅茶、緑茶、コーラで比べてみました。それぞれ1本あたりのカフェイン量をそれぞれの缶またはペットボトルの大きさで表しました。
特にエナジードリンクのカフェイン量の多さが際立っていますね。缶は一度に飲み切ることが多いので、要注意です。日本中毒学会の報告のように、これらの飲料と一緒にカフェインのタブレットを飲んだり、コーヒーや紅茶を一緒に飲んだりしたら、食品安全委員会の示す最大摂取量をすぐに超えます。
子どもの中には、「大人っぽくてかっこいい」とエナジードリンクに憧れている子もいるでしょう。また、勉強やスポーツのために「集中できるなら飲みたい」「眠いときに飲みたい」と思う子もいるかもしれません。でも、子どもは大人よりカフェインの影響を受けやすく、体格や体質による個人差も大きいもの。「毎日ではないから」「みんな飲んでいるから」と考えるのではなく、まずは十分な睡眠や規則正しい生活を大切にしてもらえたらと思います。
また、エナジードリンクは、清涼飲料水としてお茶やジュースと一緒に並んでいて手に取りやすいうえ、栄養ドリンクよりも1本に入っているカフェイン量が多いので、大人がどういう飲み物なのかを教えておいたほうがいいでしょう。
モンスターエナジー 40mg
ボスブラック 40mg
ハイパーゾーン 37.5mg
レッドブル 31.8mg
お〜いお茶 13mg
デカビタC ゴッドチャージ クエン酸 10mg
コカ・コーラ 10mg
午後の紅茶 10mg
ドデカミン 5mg
栄養ドリンクの多くにも含まれている
なお、医薬品・指定医薬部外品である「栄養ドリンク」の多くにもカフェインが入っています。「リポビタンD」や「アリナミン」、「チオビタ」、「キューピーコーワ」、「オロナミンC」などが有名ですね。
栄養ドリンクにはビタミンB群やビタミンC、タウリンなどのアミノ酸が入っていて、肉体疲労時や病中病後の栄養補給のために開発されました。カフェインが入っているのは、中枢神経を刺激し、眠気や倦怠感を改善するためです。
こうした栄養ドリンクも、エナジードリンクと同様にカフェインと糖分の量に注意が必要です。栄養ドリンクを飲めば飲むほど、栄養がつくというわけではありません。何本も飲むと、糖分が体に脂肪として蓄えられ、カフェインによって胸がドキドキしたり、気持ちが悪くなったり、眠れなくなったりします。
ただし、カフェインの入っていない栄養ドリンクもあるので、病気の際の回復や偏食の子の栄養補給として、推奨量を守って飲むのはいいでしょう。


