少しずつ見られる別の方向
一部の学校では、体力テストの結果を単なる記録としてではなく、「人生100年時代」を生きる子どもの日常の運動習慣づくりに結びつける試みも見られる。
つまり、測定そのものよりも、
・日常的に体を動かす機会
・楽しさを感じる活動
に重点を置いたやり方だ。
こうした取り組みはまだ限定的ではあるが、「測ること」から「育てること」へと視点を移す動きと見ることができる。
「続けるかどうか」ではなく「何のためか」
体力テストをめぐる議論は、「必要か不要か」という形になりやすい。しかし、問題の本質はそこにあるのではない。
何のために測るのか。
測った結果をどう活かすのか。
それは子どもの成長につながっているのか。
体力テストは、「続けるかどうか」ではなく、「何のために行うのか」という前提から見直される必要があるのかもしれない。
測定は手段である。その目的が、あらためて問われている。

