本物を見極める感性が一流の証し

24歳という異例の若さでデビューして以降、スターダムを駆け上がってきたかのように見える原田氏だが、若かりし頃にはある種のコンプレックスがあったという。

「イタリアには昔から頻繁に通っていましたし、現地の友人から情報はタイムリーに入ってきていましたけど、僕はイタリアで修業した経験がないのです。それをどうにかカバーしようと素材重視の料理をつくってきたのですが、やっぱりどこかで引け目を感じていた。そんな時、イタリアのとあるレストランガイドの編集長が僕の料理を食べて、『これはまぎれもないイタリア料理だ』と言ってくれたのです。その時に、僕が目指してきた料理は間違いじゃなかったと、気持ちが楽になりました。今では、これはイタリアンじゃないと言われてもかまわない。原田君らしくない、アロマフレスカらしくないね、と言われるほうがよほどショックです」

本場で修業することが一流シェフの条件というような風潮があった時代に、自分自身の五感を信じて独自のイタリア料理を追求してきた原田氏。真剣勝負の中で磨き上げられた鋭敏な感覚が、上質な素材を見極め、バランスの取れた味を構成し、そしてかつてない豊潤な香りを放つ原田流イタリアンを生み出すのだろう。一流は一流を知る──。特別な人へと贈るジュエリーに、貴金属の最高峰とされるプラチナを選ぶ感性も、まさに納得の一言に尽きる。

PRESIDENT SELECTION

プラチナとダイヤモンド、最高峰の貴金属とジュエリーを組み合わせたリングとネックレス。上品でピュアな輝きはシーンや服装を選ばない。2人の強いつながりを象徴するかのようなデザインは、日ごろ口にできない感謝を託すのにうってつけ。いつまでも変わらない思いを雄弁に物語ってくれる。


すべてプラチナ×ダイヤモンド 税込
リング 1.0ct 56万7000円
ネックレス 0.6ct 42万円
問合せ先/カシケイ 0120-103-313 http://www.kashikey.com/

(取材・文/デュウ 撮影/山下亮一)