予定外の出費にもすぐに対応
国内からの送金も簡単

「キャッシュパスポート」には、クレジットカードのような審査がないため、誰にでもすぐに発行することができる。海外渡航前に円で入金しておくと、世界210か国に設置されたMasterCardのATMで現地通貨を引き出すことができる。

また、世界中に広がるMasterCardの加盟店で、デビットカードのように支払いが可能。残高ベースで100万円まで入金でき、再入金も可能なため、数人の社員が100万円ずつ入金しておき、数百万円の仕入れ代金を用意するという使い方もできる。

予定外の出費にも対応できる。たとえば、商談が伸びて滞在を延長する場合。通常であれば、用意した経費が底をついてしまうこともあるが、「キャッシュパスポート」なら日本から簡単に送金することができる。会社側は、アクセスプリペイドジャパンの指定口座に振り込むだけで、社員の「キャッシュパスポート」にチャージされる。会社は「キャッシュパスポート」の残高や利用明細をオンラインで一元管理することも可能だ。

この送金機能で窮地を脱した事例は多い。たとえば2010年に発生したアイスランドの火山噴火。記憶に残っている人も多いだろう。このときは、火山灰の影響で欧州各地の空港が閉鎖された。欧州に出かけていた日本人観光客も数多くが足止めとなった。

そのとき、ある旅行会社の添乗員を勤めるAさんは、「キャッシュパスポート」を持っていたため、すぐに本社に連絡をした。急きょ日本からの送金を受け、旅行者の滞在費用を無事支払うことができたのだ。迅速な対応ができたことで、顧客からの信頼感は、一気に上昇した。

為替手数料も有利だ。「キャッシュパスポート」の場合、通貨に関わらず、為替手数料は3.5%に固定されている。ほとんどの通貨で現金両替よりも有利に利用できる。また、日本で発行される法人向けカードとしては、初めてICチップが搭載されセキュリティ面でも安心だ。

安全で有利な海外専用プリペイドカード「キャッシュパスポート」を導入する価値は高そうだ。