国際線の機内のように「強制起床→朝食」をイメージ

3人の子どもが幼かった頃、宮里先生の家では、21時には家中の電気を消し真っ暗にして、家族全員が眠るようにした。宮里先生は、5時頃には起きて、前日にやり残した仕事を片付けた。そして、6時半くらいにはカーテンを開けて家に朝日を入れる。すると、子どもたちだけではなく、家族みんなの早寝、早起き、朝ご飯が習慣化されたという。

「国際線の飛行機と同じです。体内時計的には寝る時間ではないのに、機内が暗くなるとなんとなく眠くなる。そして朝になったとたんに電気をつけて、いきなり明るくする。で、ワゴンがカラカラとやってきて、強制的に朝食がはじまる。夜更かしのお子さんもそうして体内時計をリセットすることは可能だと思います。保育園がある日はそうするとして、お休みの日はどうですか?」

保育園では12時頃から、2時間ほどが昼寝の時間だ。宮里先生によれば、3歳あたりを境に、午睡が必要な子とそうでない子に別れるという。3歳児の午睡は1時間ほどでも充分らしい。

Kの場合は、休みの日は昼寝が遅くなりがちだ。2歳までは休日も毎日昼寝をしていたが、3歳になり、体力がついたのか、眠らない日も増えてきた。ただ、元気に過ごしていたのに、夕方16時、17時になると電池が切れたようにバタンと寝落ちしてしまうケースもある。そんなときは19時頃に目が覚めて、やっぱり夜が遅くなる。睡魔がKを襲うタイミングがまったく読めないために、休日の午睡問題も我が家の悩みのひとつだ。

“ゴロゴロ時間”も睡眠にカウントしていい

「それは土日に起こりがちな睡眠の乱れなんですよ」と宮里先生はうなずいた。

「15時以降の午睡は、夜の睡眠に影響を与えてしまいます。大人もそうですよね。夕方寝たら、夜眠れなくなる。それは子どもも同じです。もしも16時、17時に眠ってしまうようだったら、その前にお風呂や食事も終わらせて、そのままずっと朝まで眠らせた方がいいですね」

宮里暁美さん
撮影=プレジデントオンライン編集部
宮里暁美さん

3歳児の理想的な睡眠時間は10時間から13時間。Kも午睡の時間を合わせれば、10時間に達しているだろうか。理想的な睡眠時間についても宮里先生に聞いた。

「なかには、睡眠時間を気にする親御さんもいらっしゃるかもしれませんね。私は布団に入ってから絵本を読んだり、ゴロゴロしたりしている時間は睡眠にカウントしてもいいのではないかと考えています。その子が眠りについた時間から睡眠時間として数えはじめると早く寝かせたいお母さんやお父さんにとって、ストレスを感じる腹立たしい時間になってしまうかもしれません。本当は親子で布団に入って楽しい時間のはずなのに……。ゴロゴロも睡眠の入り口でいいじゃないですか」