「生きがいを感じるのは家族といる時だ」
では、反抗期以外の観点では、現代の親子関係はどのように変化しているのでしょうか。
具体的な家族間のコミュニケーションについてのデータを見ていきます。
「若者調査」の結果を見ると、まず「家でひとところに集まって家族とよくおしゃべりする」が1994年から2024年の30年間で57.8%→72.3%に、「生きがいや充実感を感じるのは家族といる時だ」は28.6%→47.7%に大きく割合を増やしています。
反対に「家族関係がわずらわしいと思うことがある」は46.4%→36.0%に減少。コアZ世代の若者にとって、家族は「一緒にいたい、心地よい存在」になりつつあるようです。
また、プレゼントのあり方も変化しています。小さいころは親から誕生日にプレゼントをもらっていた人が多いと思いますが、20歳前後だとどうでしょう。そのころにはもう親からプレゼントなんてもらわなくなってたよ、という方も多いのではないでしょうか。しかし、今の若者の実態は大きく異なります。
「最近、誕生日プレゼントをくれた人」という設問に対し、1994年には「父親からもらった」と答えた19~22歳の若者は男女全体で24.6%だったのに対し、2024年には50.2%と倍以上に増えています。「母親からもらった」若者の割合は「父親から」よりさらに高く、37.8%→69.5%と、7割近くに達しています。男女別に見ても、2024年調査で親から誕生日プレゼントをもらった息子は66.6%、娘は79.3%にのぼりました。
両親へのプレゼントも30年間で倍増
ただし、このデータだけだとプレゼントは父母連名で、基本的には母親主導、父親はいちおう名前を添えただけという可能性も考えられます。そのため、反対に若者が両親に誕生日プレゼントを「贈ったかどうか」も見てみましょう。
すると、父親に誕生日プレゼントを贈った若者は1994年には全体で27.5%だったのが、2024年には37.2%に増加。母親に贈った若者も33.6%→51.8%に増え、こちらは過半数に達しています。
さすがに親からもらった率よりは低いですが、父親へのプレゼント、母親へのプレゼントともに、30年間で大幅アップとなっているのです。
また、この項目は特に息子の変化が顕著で、父親にプレゼントを贈った割合は17.2%→31.8%、母親へは20.8%→43.3%と、いずれも2倍近くになっています(娘から母親へのプレゼントはもともと47.3%と高い割合だったところから60.7%へとさらに増加しています)。Z家族は、お互いの誕生日を大切な日として扱うようになっていることが分かります。



