「考える力」がすべての土台

「AIを完全に否定することもできないと思っています。例えば、覚えたい単語を入力して、そのための問題集を作成してもらうなど初歩的な語学学習に活用するとか、教員が教材作りの補助に使うといった活用法なら、AIは有効です。こういったガイドラインをしっかりつくって、やっていくことが大切だと思っています」(小牧圭副アソシエイト学校長)

やっかいなことに、AIは間違ったデータや根拠のない情報も、あたかも正しいもののように提示してきます。

「危ないですよ。何らかの思惑を持ってAIを作る人が出てくれば、人間はうまく利用されて、操作されてしまいかねない」と小牧理事長は話します。

「危険性を理解したうえで使っていくことが、AIを使う側になるか、使われる側になるかの分岐点です。AIが導きだした答えが本当なのか、批判的に検証したり、そもそもAIに問いかける前に自分で仮説を立てて考えることができるのか。学力を上げるためだけでなく、AI時代を生き抜くためにも、いかに子どもが自分で考えるように促していくのかが、教師や親に求められているのだと思います」(小牧圭副アソシエイト学校長)