市場全体の売上高が6000億円規模だったメガネフレーム市場は、2000年代に入り苦境に立った。「消費者の購入サイクルが伸びて市場がシュリンクした」とGfKビジネスマネージャー吉田哲司氏は話す。

もう1つ売り上げを落とした要因に、ZoffやJINSといった「3プライス店」の参入がある。従来のメガネ販売は購入に至るまでに料金設定が不透明との指摘があったが、価格が3種類のみというわかりやすさが消費者に安心感を与え、急速にシェアを伸ばした。

(ライヴ・アート=図版作成)
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