一市町村に1校を目指す

――将来的な規模としては、どれぐらいをイメージしているんでしょうか。

【岩本】いまは100校強ですが、今後3年間で200校ぐらいになると予測しています。留学生の数も、いまは1学年で約750人ですが、1500人ぐらいになると思います。

 市町村に高校がひとつしかないという地域が、全国には約600あります。まずはそういう地域に広がっていくのがいいんじゃないかと思っています。

――潜在的に地方で学びたいという高校生は、まだまだいるという感触がありますか。

【岩本】そうですね。いまのところ着実に伸びてきているので、まだまだニーズはあるだろうと見ています。そのためにも、地域みらい留学のことをちゃんと知ってもらうことが第一ですね。その上で選ぶか選ばないかは、それぞれの子どもたちに判断してもらえばいいのかなと思っています。

(第4回に続く)

【関連記事】
【第1回】「不登校→生徒会長」と大変身…都会から島の県立高校に移った僕が自分らしさを取り戻せた理由
「AO・推薦で入った奴はバカ」一般受験以外は評価しない人の言い分…スタンフォード合格の高校球児にモヤる訳
全国に7つある「旧帝大」に序列はあるのか…北海道、東北、東京、名古屋、京都、大阪、九州の「政治的な位置付け」
吉村府知事は現実を知らなさすぎる…日本の大学で「秋入学・英語公用化」は実現不可能といえるこれだけの理由
「かつては東大卒よりも価値があった」47都道府県に必ずある"超名門"公立高校の全一覧