「原書厨」という存在
――ハリー・ポッターを英語版の原書を読んでいる人たち、通称「原書厨」はどう思いますか?
【ニシダ】目の上のたんこぶですね。日本語訳の間違いや不十分さを指摘するまとめサイトもあるくらい熱心な人たちもいます。
原書厨もさらに細分化していて、同じ原書でもアメリカ英語のものとイギリス英語のものがあるようで、それはイギリスのほうが偉いそうです。もうそこまでいくとよくわかんないじゃないですか。
このインタビューを原書厨が読むと「原作厨がなんか言ってらァ! 原書のほうが偉いんだよ!」ってなりそうで、いまからすでに怖いですね。僕たちのYouTubeでハリー・ポッターの話をした時も、いろいろとご意見はいただきましたからね。
とはいえ僕も映画しかみていない人たちに対して結構文句を言っていますからね、人を呪わば穴二つです。
突き詰めると、著者のJ・K・ローリングさん以外は何を言っても叩かれる話になるんです。まあ、僕は日本語訳で十分楽しいし、それでいいかな。