家族がモノを動かしてしまい「必要なときに必要なものが見当たらない」とイラ立ってしまう人は少なくないはず。お片づけ習慣化コンサルタントの西崎彩智さんは「大事なのは家族の生活動線をチェックすることです。帰宅後から寝るまでの間、家族が何を手に持っているのか、そして、何をどこにどう置くのかを観察してみるのです」といいます――。

※本稿は、西崎彩智『部屋がゴチャゴチャで、毎日ヘトヘトなんですが、二度と散らからない片づけのコツ、教えてください!』(すばる舎)の一部を再編集したものです。

部屋が散らかっている子どもを注意する母親
写真=iStock.com/fotostorm
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もうイライラしない! 片づけ術

現在、必要なモノをすぐに見つけられていますか? お財布がない、携帯がない、カギがないなど、部屋の中を行ったり来たりしていませんか?

かつての私がそうでした。出勤前、お出かけ前など、急いでいるときに限って持って行くモノが見つからないんです。こういうことが起こるのは、日々自分が使っているモノや、毎日持って行かなければならないモノの定位置、つまり住所が決まっていないからです。では、モノの定位置を決めるためにはどうすれば良いのでしょうか。そのカギを握るのが「動線」です。動線とは、人が家の中を動くルートのこと。この動線上に定位置をつくると良いのです。

「動線」は2種類ある

家の動線を考えるとき、大事なのは「家事動線」と「生活動線」です。家事動線は、掃除、洗濯、料理などをするときに人が動く通り道のこと。また生活動線とは、家の中で生活する人が家の中を移動する道を指します。家事動線については、普段のご自分の行動を振り返り、歩くルートを点検してみましょう。

大事なのは「家族の生活動線」をチェックすることです。「生活動線」とは、家の中で生活する人が移動するルートのこと。顔を洗う、トイレに行く、食事をとる、帰宅するなど、普段の生活をする際、どのルートを通っていますか? 本来、そのルート上によく使うモノを配置すると、スムーズにモノを取り出せるうえに戻しやすいため、片づけの手間がかからないのです。

簡単にとりかかれるのは、外出先から帰ってきたときの家族の行動をチェックすること。帰宅後から寝るまでの間、家族が何を手に持っているのか、そして、何をどこにどう置くのかを観察してみるのです。

まず、帰宅後、誰が何を持ち帰っているのかを書き出し、そのモノが定位置に置かれているかどうかチェックしていきましょう。