「ロボアド」でお任せ投資ができる会社

ウェルスナビ以外にも、ロボアドにお任せ投資できる会社がある。主なものを紹介しよう。

ウェルスナビ(WealthNavi)
業界最大手。銀行やANA、JALとの提携で、優待やマイルが貯まる特典がある。通常1%の手数料が、新NISAのつみたて投資枠は手数料が無料になるので、リスク許容度によりトータルで0.63%~0.67%の手数料になる。
SUSTEN(サステン)
残高に対しての手数料ではなく、成果(リターン)に応じて成果報酬を払う仕組みは良心的。12月中には、取り扱いの3つのファンドのうち1つは無料化されるので、利用者の負担はさらに減る。NISA口座の残高に対して年率0.1%相当をキャッシュバックする予定。
楽天証券「らくらく投資」
楽天証券のスマホ専用サービス「らくらく投資」。楽天ポイントや楽天キャッシュ(電子マネー)、クレジットカードが使えて、迷うことなく投資デビューできる。
THEO(テオ)
NISAには対応していないが、業界二番手のTHEO(テオ)は、iDeCo(*3)でも利用できる。3年以上の利用で9割の人がプラスの収益になっていて、運用資産額に応じたdポイントやJALのマイルがもらえる。

*3 個人型確定拠出年金こじんがたかくていきょしゅつねんきん/投資した額が所得から引かれるので、税金が安くなる。NISAのように、儲かった部分に課税されない。60歳まで下ろせない代わりに、受け取るときも税金の優遇がある。

どの会社も、最初に自分に合ったプランを決める質問があり、そのプランを選ぶとどうなるのか将来のシミュレーションもあるので、投資をしたときの結果がイメージしやすい(図表1)。

【図表1】資産運用のシミュレーション
画像提供=ウェルスナビ
ロボアドサービスを提供する各社とも将来のシミュレーションなど情報が充実している(画像はウェルスナビ)

4社の特徴を比較する

紹介した4社の特徴をまとめたものが図表2だ。参考にしてほしい。

【図表2】ロボアドサービス提供4社の特徴比較
筆者作成
4社のサービスの特徴一覧

*4 WealthNavi for AEON CARD、WealthNavi for イオン銀行2つの提携サービスのみ
*5 THEO+[テオプラス]は1万円で運用スタート。THEO[テオ]は10万円以上の入金で運用スタート。