肩が凝る人は、下半身や腕のケアも必要

エクササイズをする時に個別の筋肉を狙いたいのに、他の部位に効いてしまうことや、全身を連動させたいのに一部の筋肉だけが疲労してしまうことがあります。「筋肉のつながり」は動作のつながりとしても説明しやすいモデルです。同じつながり上にある筋肉は基本的には連動しています。つまりそこを理解することで個別の筋を狙ったり全体的に連動させることが可能になります。

きまたりょう『世界一わかりやすい 筋肉のつながり図鑑』(KADOKAWA)
きまたりょう『世界一わかりやすい 筋肉のつながり図鑑』(KADOKAWA)

ネット上にはたくさんのストレッチ動画やエクササイズ動画などがあります。どれも素晴らしいものですが最終的にはそれを行う本人に合っていなければ意味がありません。

肩が凝る理由を単純に肩周りだけと考えるのか、それとも「筋肉のつながり」を理解して下半身や腕などのケアをするかでは結果は大きく変わります。

「筋肉のつながり」は今まで一部の専門家だけが知っているものでした。ですが専門家だけでなく、普段身体を動かしている一般の方でもなるべく理解できるようなイラスト豊富な本を作りましたので、詳しく知りたい方は是非拙著『世界一わかりやすい筋肉のつながり図鑑』(KADOKAWA)をお読みいただければ幸いです。

筋肉のつながりを知り、「全身を総合的にみる」という意識をつかむことが、スポーツのパフォーマンスや怪我予防などに非常に重要です。

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