子供が人間関係に悩んでいたら、どんな声をかければいいのか。ベンチャー投資家の山本康正さんは「クラスメートと仲良くできなくても問題ない。友達は運、友情は面積。深くつきあえる友人が数人いれば、友情という面積の総量は増やせる」という――。

※本稿は、山本康正『きみたちは宇宙でなにをする? 2050年に活躍するために知っておきたい38の話』(飛鳥新社)の一部を再編集したものです。

日本の教室の風景
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「学校でなければ絶対にできないこと」は意外とない

今、日本では不登校の子どもが年々増え続けている。

理由は人それぞれに違っていても、「学校に行きたくない」「行けない」という子は今の時代においては決して珍しくないだろう。どの学校を選ぶかも頭を悩ませる分岐点になるが、僕は学校って「行きたくなければ無理に行かなくてもいい」場所だとも思っている。

いったん立ち止まって考えてほしい。きみは、なぜ毎日学校に行っているのだろう?

勉強のため? それならば、今は家でも勉強できる環境は整っているよね。その気になれば自分で勉強計画を立てて、参考書を解いたり、動画をみて学んだりすることだってできる時代だ。家に飽きたら図書館の自習スペースをハシゴしてもいいよね。最近はフリースクール(学校の代わりに過ごす場所)も各地に増えているから、通える場所にあるのなら一度見学してみてもいい。

じゃあ、友人と会うため? 集団生活の基本や他者とのコミュニケーションを学ぶことも、たしかに同い年が集まる学校だからこそできることだ。だが、学校だけが社交性やコミュニケーション能力をみがく場とは限らない。オンライン上でのやり取りを通じても、自分の意見を主張したり、他人の意見に耳を傾けたりする機会はあるはずだよね。

とはいえ、見ず知らずの人とリアルで会うのは、未成年にはリスクが高いから避けてほしい。