自分のビッグファイブを知る10の質問

このようにして、「ビッグファイブ」がありきたりの性格占いではなく、ものすごく強力な理論であることが証明された。ぼくたちは5つの性格の組み合わせなのだ。

――と聞くと、じゃあどんな結果になるのか知りたいと思うにちがいない。

クリッピングパスであなたの概念を配置するパズルピース
写真=iStock.com/NUMAX3D
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そこでここで、ビッグファイブのかんたんなテスト(BFI-10)を紹介しておこう。10項目の質問に答えるだけのかんたんなものだが、その結果はより詳しい性格判定基準とほとんど変わらないことがわかっている。

以下の性格を表わす文①から⑩に、1から5の点数をつけてください。

1点=まったくあてはまらない
2点=ややあてはまらない
3点=どちらでもない
4点=ややあてはまる
5点=すごくあてはまる
①能動的な想像力をもちあわせている(  )
②芸術への関心はほとんどもちあわせていない(  )
③ていねいな仕事をする(  )
④なまけがちだ(  )
⑤一般的に信頼できる(  )
⑥他人の欠点を探しがちだ(  )
⑦ゆったりしていて、ストレスにうまく対処できる(  )
⑧すぐにくよくよする(  )
⑨外に出かけるのが好きで、社交的だ(  )
⑩遠慮がちだ(  )

質問のうち、①と②は「経験への開放性」、③と④は「堅実性」、⑤と⑥は「協調性」、⑦と⑧は「安定性(楽観的)」、⑨と⑩は「外向性」にかかわる。得点の計算は、それぞれのペアごとに奇数番号のスコアから偶数番号のスコアを引き算するだけだ。

「能動的な想像力をもちあわせている」が5(すごくあてはまる)、「芸術への関心はほとんどもちあわせていない」が1(まったくあてはまらない)なら、奇数(①)の5点から偶数(②)の1点を引いて、「経験への開放性」のスコアは「プラス4」になる。