まず「自分は醜いかも」と悩んでいることを客観視する

決して「醜いままでいい」と言っているわけではありませんから誤解しないでください。悩みがあっても、綺麗になるための努力や工夫は好きなだけしていいのです。

中嶋英雄『自分の見た目が許せない人への処方箋』(小学館)
中嶋英雄『自分の見た目が許せない人への処方箋』(小学館)

カウンセリングをはじめてから2カ月後、アヤさんは自分の悩みを「単なる悩み」として受け入れはじめました。

レジリエンスがだいぶ回復してきたと感じた私は、アヤさんが気にしていた二重の再々手術を提案してみました。「腕のよい名医を紹介できるので、整形手術のカウンセリングを受けてみませんか?」と。

すると、アヤさんからはこんなメールが届きました。

「今は元気に大学に行けるようになったので、手術はしばらく見合わせたいです」

キャンパスライフを楽しむ大学生
写真=iStock.com/west
※写真はイメージです
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