「自分を変える」と意気込まず、「周辺」を変えるだけでいい

他にも世界中の論文や研究を調べると、すぐやる! に変わる超習慣がわかってきました。

特に重要なのが、次の3つです。

《すぐやる! に変わる、超習慣》
①環境をつくる
②マイルールをつくる
③ルーティン化する

この3つが「やらなきゃいけない!」と頭ではわかっているのになかなかできない、「すぐやる」ための特効薬です。

「やる気」の問題を考えたとき、多くの人が「自分」を変えなきゃいけないと思い込むのですが、意思だけでどうにかなるものではありません。

自分ではなく、「環境」「ルール」「ルーティン」をテコ入れすれば、おのずと自分自身にも変化が訪れます。

カフェでノートパソコンを使い仕事をしている男性
写真=iStock.com/wundervisuals
※写真はイメージです

「自分を変える」と意気込まなくても大丈夫です!

むしろ、意気込むと負荷になりかねないので、プレッシャーにならない程度に、自分の「周辺」を変えていけばいいのです。

「割れ窓理論」という言葉があります。

ラトガース大学のケリングとハーバード大学のウィルソンが提唱した、「窓ガラスを割れたままにしておくと、その建物は管理されていないと思われ、ごみが捨てられ、次第に周辺地域の環境が悪化し、凶悪な犯罪が起こるようになる」という犯罪理論です。

堀田秀吾『世界最先端の研究が導き出した、「すぐやる」超習慣』(クロスメディア・パブリッシング)
堀田秀吾『世界最先端の研究が導き出した、「すぐやる」超習慣』(クロスメディア・パブリッシング)

軽犯罪を取り締まることが重要であると説いているわけですが、「割れ窓理論」のように、小さなことを一つ変えると、それに関連することも変わり、結果的に大きな変化をもたらすことは珍しいことではありません。

人の行動も似たところがあります。たとえば、話し方をゆっくりにすると所作もゆっくりになります。(ゆっくり話しながら所作を速くするのは難しいので試しにやってみてください!)

自分を変えて「やる気」を起こさせるのではなく、「5秒やる」ための小さな変化を起こすことが、あなたの「やる気」を生み、あなた自身を変えるのです。

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