最近、何かと話題の「脳科学」。毎日動きっぱなしの脳を、少しでも労ってあげたい、そんな男女にいま「脳のマッサージ」の異名をもつシローダーラーが人気だ。

シローは、サンスクリット語で「頭」、ダーラーは「滴下」の意。インド古来の療法・アーユルヴェーダの一つで、額(脳の前頭葉)にオイルを垂らすことで、頭部の緊張をほぐし、心身の疲れを取り除く、といわれる。

ヘルシンキ・フォーミュラの「ヘアケアルーム」では「脳のマッサージ」が体験できる。
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ヘルシンキ・フォーミュラの「ヘアケアルーム」では「脳のマッサージ」が体験できる。

最初は「オイルを垂らすだけなら自分でもできそう」と思ったが、米国発ヘルシンキ・フォーミュラの「ヘアケアルーム」(東京・銀座)を訪れ、とても素人には無理だとわかった。

まず、200倍のマイクロスコープで頭皮や毛穴の汚れをチェックし、頭皮の血行を促すマッサージを行う。ここまでは、育毛目的の一般のヘアケアサロンと似ている。同店の場合も、「最初はヘアケア目的で来られる男性が多いようです」と施術担当の原田恭子氏。

だが、その後のシローダーラーは、まさに「未知」の世界だ。ほぼ仰向けの状態でドキドキしながら待つと、専用のマシンで慎重に額の「チャクラ(ツボ)」を見定め、生温かい薬草オイルの滴下が始まる。ゼリー状の物体にぷにゅぷにゅやさしく揉まれているかのような、不思議な感覚だ。

その間、約30分。あまりの心地よさに眠ってしまいそうになるが、その後のシャンプー&コンディショナーを終えた直後、「アレ?」と思った。驚くほど頭がすっきりして、脳が活性化したように感じたのだ。原田氏いわく、

「施術中の被験者の脳波は、瞑想や座禅に近い、深い休息状態にあることが確認されています」とのこと。

現在、顧客の男女比はほぼ半々だが、リピーターは圧倒的に男性が多いという。気分転換にあなたも、いかが?