15兆円超といわれる日本のEC(電子商取引)市場の中で、覇権を争うアマゾンと楽天。今後も拡大を続けていくであろうEC市場のトップに立ち、覇者となるのはどちらか。「プレジデント」誌(2018年6月4日号)は調査会社「エモーションテック」と協力して、アマゾン・楽天ユーザー2388人にアンケートを取り、ECサイトの最新事情に詳しいフリーライターの山野祐介氏にデータの分析と今後の展望を予想してもらった――。

楽天とアマゾン、ユーザーはどっちに愛着感じるか

今回の調査では、男性の67%、女性の50%が楽天よりアマゾンのほうが好きだと回答しました。男性ユーザーは商品説明が簡素なアマゾンを好み、女性ユーザーでは、楽天が主軸とするポイントサービスに家計のやりくりなどにシビアな主婦層が反応しているとも考えられます。