【生活設計】老後をイメージし必要額を明確に

「おひとりさまの老後準備」といっても、特別なことはそう多くありません。もちろん既婚と独身で条件は違いますが、男性と比べて平均寿命が長い女性の場合、「おひとりさま」で過ごす老後が長くなるのが宿命です。その老後を後悔せずに生きるために自分で備えておく、ということが大前提になります。

まず大切なことは、老後のイメージをしっかり描くということです。衣食住が足りていれば、それでいいのか。現在の生活レベルを維持したいのか。思う存分、生活を楽しみたいのか。それによって必要な老後資金は大きく変わってきます。

老後の生活をイメージしたら、必要金額を明確にします。人によって千差万別でしょうが、目安として平均的な高齢者(単身無職、60歳以上)の生活収支(下記グラフ)から概算してみます。支出は約15万円、収入は公的年金などで約11万円。企業年金などがあれば平均より多くなるでしょうが、ひとまず差し引き毎月約4万円。65歳でリタイアし90歳まで生きるとしたら、約1300万円が必要になるとしておきます。

加えて、介護や病気など“もしものとき”のために200万~300万円。また、現在40代以降の世代がリタイアする頃には、公的年金の支払い開始時期が先送りされ、金額も少なくなっているはずです。“ゆとりある老後”を送ろうと考えたら、ざっと2000万円を預貯金でまかなっていくことになります。

これだけかかる、おひとりさまの老後生活(月間)