2016年1月28日(木)

あなたの勉強法でわかる「未来の年収」診断書

PRESIDENT 2014年9月1日号

著者
大高 志帆 おおたか・しほ
ライター

大高 志帆ライター歴7年。同志社大学経済学部卒業の独身アラサー女子。ビジネス誌と女性誌の二足のわらじを不器用に履き分ける。好きなモノはピンクとリボンとサンリオキャラ。最近ハマっているのはスマホゲーム「Candy Crush」。悩みはfacebookにあまり「いいね!」がつかないこと。

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大高志帆=文
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自分が将来的にどこまで出世でき、どの程度の年収を得ることができるのか。企業で働くビジネスマンなら、一度は自分の可能性を知りたいと思ったことがあるだろう。そこで、役員を務めるビジネスマンと課長以下のビジネスマンを対象に、個人の習慣やスキルに関するアンケートを行ったところ、そこには歴然とした差が出た。

※調査概要……課長以下のアンケートは40~50代男性を対象にアイブリッジが調査。役員以上は79社の企業にご協力いただいた。総数1000名に依頼、有効回答数593名。2014年7月調べ。

まず、役員クラスのビジネスマンは概して勉強家で、努力家である。 忙しい仕事の合間を縫って毎日勉強し、よく本を読んでいる。セミナーや勉強会に対しても積極的だ。

一方、同じ問いでの課長以下のビジネスマンの結果を見ると、半数近くが毎日勉強する習慣がなく、本も読まない。それどころか、約7割はセミナーや勉強会には「行かない」と回答している。学びへの「消極的」ともいえる姿勢は、ビジネスでの成功を目指すうえで見逃せない問題だろう。

起床時間を見ても、半数近くが5時台に起きている役員クラスに比べて、課長以下の5時台起床は約3割。役員クラスには、仕事や他のアポイントに邪魔をされない朝の時間を使って勉強している人が少なからずいる。

さらに役員クラスは移動時間もメールを出したり、次の予定の準備をしたりと「仕事をしよう」という意思を持って動いている。一方課長以下のビジネスマンは、「寝る」「音楽を聴く」「何もしない」の合計が半数を超える。朝や移動の時間をいかに有効に使うかで大きな差が出ているというわけだ。

また、役員クラスが企画書や案件の処理を「スピード優先」と割り切っているのに対し、課長以下は「時間がかかっても完璧なものを目指したい」と回答。もちろん、職種によっても状況が違うため、一概には言えないが、往々にして叩き台のようなラフなものを提出してから軌道修正していくほうが効率的である。完璧さにこだわりすぎれば、「要領が悪い」と斬って捨てられることのほうが多いだろう。このような日常の無駄の積み重ねが、出世や高収入を遠ざけているのだ。『社長の勉強法』という著書があり、300人以上の社長に取材してきたジャーナリスト・國貞文隆氏は言う。

「ビジネスで成功している人は圧倒的に学ぶことが好き。これまで取材してきた社長の多くが、常に新しいものを取り入れるための学びを習慣化している。実業をしている時間以外をいかに過ごすかで差がつく。副業をするよりも本業につながる勉強をすることのほうが結局は年収を上げることになる」

アンケートをもとに、診断書を作成した。ぜひ一度、自分の将来性を占っていただきたい。

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