この時期、大型文房具店・書店に行くと、たくさんの手帳が売られています。そのため自分に合った手帳が分かっていたとしても、あまりの多さに1冊に絞るのは難しいと思う人は、多いのではないでしょうか。
ただ、人気の手帳を見て、どういうところがほかの手帳にはない魅力なのかを知ることで、より自分に合った手帳を知ることにつながることもあります。特に手帳を駆使してスキルアップや目標達成を考えている人には、厳選した手帳を手に入れる参考になるところが多いかと思います。
今回は、高い人気を誇る「ジブン手帳」、「ほぼ日手帳 WEEKS」、「NOLTY 能率手帳ゴールド」を取り上げ、その魅力を解説していきます。

「一生使える」がコンセプトの「ジブン手帳」

国内だけでなく海外でも多くの受賞歴があるクリエーター、佐久間英彰氏が開発した「ジブン手帳」(コクヨ)。TVチャンピオン「文具選手権」で準優勝し、文具の発明や商品化にも携わっているだけあって、斬新なアイデア手帳として、近年注目されています。

「DIARY」「LIFE」「IDEA」3冊を1セットで使う「ジブン手帳」。

まず、この手帳の大きな特長は、「DIARY」(1年)、「LIFE」(一生)、「IDEA」(メモ帳)と、目的を分けて使える3冊が1セットになっているところです。

「DIARY」は見開き1週間の「24時間バーチカル」(見開き1週間のスケジュールで、縦に時間軸が入ったもの)「マンスリー」「ガントチャート」「2016年の夢」「本リスト&映画リスト」「プロミスリスト」「お金の計画」など、充実した1年を送るための18の構成からなっています。これなら手帳に何をメモしたらいいのか、よく分からない人でも、メモする指針になるでしょう。

メインページとなる「24時間バーチカル」を見てみると、方眼罫仕様になっており、「To Doリスト」「天気チェック」「今日の気分」「三食の食事」などを簡潔にメモする欄が設けられています。楽しみながらその日の記録が簡単に残せる仕掛けとなっているため、これなら手帳初心者でも、無理なく毎日メモしていけるかと思います。

「LIFE」は「人生でやりたい100のリスト」「座右の銘リスト」「記念日リスト」「人生計画表」「ジブン年表」など、まさに人生を充実させる書き込みができる構成となっています。これらのメモも記録が残しやすいレイアウトがあるため、メモしてみようという気持ちが高まるかと思います。

「IDEA」は方眼罫のメモ帳で、「Cami Appアプリ」を使って簡単にデータ化できるため、アイデアなどのメモをデータで残していきたい人には、うれしい機能です。

これらの特長を見てみると、バーチカルのスケジュールをメインに使う人で、「いろいろ記録していきたい」「遊び心のあるものを使いたい」と思っている人に最適かと思います。バーチカルを使わない人でも、手帳にメモする要素を「ジブン手帳」から学ぶことができるでしょう。