2015年11月30日(月)

女が許せる不倫、こじれる不倫

毎日仕事に役立つ、モテる「女ゴコロの科学」入門

PRESIDENT 2015年3月2日号

著者
峰 なゆか みね・なゆか
漫画家、ライター

1984年生まれ。アラサー女子の本音と生態を描いた四コマ漫画『アラサーちゃん』『アラサーちゃん無修正』が大ヒット。雑誌連載も多数。近著に『邪道モテ!』(犬山紙子共著)。

漫画家 峰なゆか
Q女が許せる不倫、こじれる不倫
(a)不倫は女を狂わせる (b)不倫って本当は面白い!

優しさと下半身は等価交換される

私自身、10代のときに短い間不倫したことがあります。「不倫って面白そう!」なんて思っていた若い頃の自分を「とんでもなく頭が悪い女だったな」と思ってはいますが、今になって不倫を全面的に否定するつもりはありません。でも、不倫は相手の家族を傷つけることだし、その代償として慰謝料を取られる可能性もあります。そういうことを理解せずに、「今までバレてないからきっと大丈夫」なんて考えるのは、男性が「1度も妊娠させたことがないから、避妊をしなくても大丈夫」と考えているのとまったく同じ。ただのバカです。最低でも、不倫のリスクを把握してからはじめましょう。

そういう意味では、私の女友達の不倫は爽快です。彼女は不倫が相手の奥さんにバレて、きっちり300万円の慰謝料を取られました。でも、「彼のセックスは1回3万円以上の価値があったし、100回以上はヤったから元は取った!」と笑っていました。どうせ不倫するなら、これくらい突き抜けてほしいものです。

嫌いなのは、独身アラサー女子の不倫です。彼女たちの多くは、本来は年収400万円の男としか結婚できないレベルの女です。でも、不倫なら年収1000万円の男と付き合えるというミラクルが起こります。高収入の男性も、遊ぶだけの女に対してはハードルを下げるからです。すると、急に彼女たちの自己評価が上がって、「妻より先に君に出会っていたら……」なんて男の戯言をコロッと信じてしまうのです。すぐに目を覚ましてください。

ドン引きしたのは、奥さんのほかに2人の愛人がいたケース。私の知人(既婚)はそれを知ったうえで愛人2号になったのですが、愛人1号から「私は彼氏もつくらず真面目に不倫してるのに、夫のいる身で愛人になるなんて許せない!」と怒られたのだとか。メンヘラ(情緒不安定)女子と不倫をすると、2人の関係が一気に泥沼化します。

といっても、不倫とメンヘラ女子は非常に相性がよく、普通の女子も不倫でメンヘラ化するので、不倫市場にはメンヘラがいっぱい。避けて通るのは難しいでしょう。また、女子には「下半身を差し出すだけで優しくしてもらえる」メリットがあるし、中年男性にとっては「ちょっと優しくすればヤらせてくれる」便利な相手。利害関係が完全に一致しているのです。多くの不倫がこの構造なので、男性が「不倫してるオレ」を自慢するのも、女子が「報われない不倫をする私」をアピールするのもみっともない。身に覚えのある人は、今すぐやめましょうね。

漫画家 峰なゆか(みね・なゆか)
マンガ『アラサーちゃん』のほか多数のマンガ連載を持ち、犬山紙子氏との共著『邪道モテ! オンナの王道をゆけない女子のための新・モテ論』『恋愛カースト』など著書多数。現在、テレビドラマ『女くどき飯』(MBS)放送中。

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