2015年9月25日(金)

それでも飲むのか? シュワシュワの炭酸1本、砂糖「50本」入り

買い物カゴ覗き隊が行く【3】

PRESIDENT Online スペシャル

著者
佐藤 秀美 さとう・ひでみ
学術博士(食物学)、栄養士、日本獣医生命科学大学客員教授

横浜国立大学を卒業後、9年間企業で調理機器の研究開発に従事。その後、お茶の水女子大学大学院修士・博士課程を修了。専門は食物学。複数の大学で教鞭をとるかたわら、専門学校を卒業し、栄養士免許を取得。著書に、『栄養こつの科学』『おいしさをつくる熱の科学』(いずれも柴田書店)、『おいしい料理が科学でわかる―日本型健康食のすすめー』(講談社)、『新西洋料理体系第4巻 調理のコツと科学』(共著、ディック社)、『食品学I』(共著、同文書院)、などがある。最新刊『健康診断前2週間で検査数値を改善する本』(自由国民社)が出たばかり。

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栄養士 佐藤秀美=文
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超特大1ガロン(3.78リットル)をがぶ飲み

私は買い物カゴ・ウオッチャー。カゴの中身を覗けば、その人の食生活や健康状態がおおよそ推測でき、食生活の改善ポイントが見えてきます。

8月、滞在先のアメリカ東海岸のスーパーで、買い物カゴ・ウオッチングした。

アメリカにはお相撲さんが顔負けするほどの太った人が結構います。「何を食べるとこんなに太るのかしら?」と、“お相撲さん級”の娘さんの買い物カゴを覗くと、ペットボトル入りジュース2本が入っていました。

アメリカのスーパーで目撃1:「お相撲さん級」娘さんが買っていたのが、このスーパージュース。ジュース売り場ではなく、野菜売り場に行く手前に置いてあり、「野菜代わりにジュースを」と思わせる陳列。1ガロン入りジュースが2本で4ドル。安すぎます。

このペットボトルの大きさが超特大。日本では見かけない1ガロン(3.78リットル)サイズです。

飲み物売り場を観察すると、いろいろな種類・サイズの商品がズラーっと並んでいます。青い色のジュースもありました。試しにいくつか買って飲んでみたら、すべてが甘く、ラベルを見ると日本の商品より糖分が多く入っています。

緑茶飲料までもが甘いのです。離乳食売り場にも甘い飲み物が並んでいます。「水分補給のため」とはいえ、小さい頃から甘い飲み物で糖分を摂り続けていれば、“お相撲さん級”の娘さんのように太くなるのも当然です。

日本に帰ってから、スーパーで1.5リットルのペットボトル入りの甘い炭酸飲料を買い物カゴにいれた若い娘さんを見かけました。もしも1ガロンの商品が売られていたなら、この娘さんはそれを選ぶのかしら? と、彼女の糖分の摂り過ぎが気になってきました。

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