2015年8月3日(月)

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周囲よりも多く成果を挙げる人がいる。そのためには、日ごろから効率を上げ、結果につながるような努力を続けているに違いない。どんなことを心がけているのだろうか。

“全国一”支えた3つのツール

消費税増税前の駆け込み需要を追い風に好調が伝えられる住宅市場。しかし、最前線では顧客獲得競争が激しく、一朝一夕には業績を伸ばせないのがこの業界だ。

そんななか、大和ハウス工業埼玉支社、上尾展示場の松浦力店長が快挙を成し遂げた。2013年度上期(4~9月期)に、契約計上実績で約4億円を売り上げ、同社で全国一の座に就いたのだ。

大和ハウス工業 埼玉支社 住宅事業部 上尾展示場 店長 松浦力氏●1975年、埼玉県生まれ。98年明治大学政治経済学部卒業、大和ハウス工業入社。埼玉県内で住宅販売に従事。2012年10月より現職。

「一般に、一人の営業が月に1棟売れるか売れないかという業界ですからね」と、当人も喜びを隠せない様子だが、この快挙の秘訣が、自身の工夫による業務管理、すなわち時間の使い方である。

「ツールは3つあります。ひとつは弊社が全社で活用しているD-SMART(勤態管理システム)、それからアナログの手帳、携帯のアラームです」

入社16年目。埼玉県中南部の同社支店7店を異動し、キャリアを積んできた松浦さん。上尾展示場の店長に就いたのは12年の10月。3つのツールを駆使して、自らの仕事の仕方を変えたのは、それからだ。契約計上実績が格段に上がったのだ。

「店長になったことが大きい」と松浦さんはいう。

「店長は、家族でいえば父親。自分が不甲斐ないと、家族たる部下を路頭に迷わせることになります」

それまでは、自分一人がノルマを達成できなくても、誰かが代わりに……と思う気持ちがどこかにあった。しかし、拠点の責任者ともなれば、毎月の目標を確実に達成していかなければならない。

「しかも、以前と違って管理業務が増えますし、部下の申し出への対処もあります。そのなかで、プラスαの行動をとって、目標に向かわなければなりませんから、時間の使い方を根本から見直す必要がありました」――店長の重責が、自分を駆り立てるモチベーションになったのである。

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