2015年2月18日(水)

仕事の効率を上げる「横着技」7

PRESIDENT 2013年2月18日号

著者
田中 裕康 
フリーランスライター

1981年、滋賀県生まれ。出版社の編集者を経て2009年よりフリーに。週刊誌、ビジネス誌等で活躍。政治、経済記事を中心に取材、執筆を続けている。

執筆記事一覧

田中裕康=文
1
nextpage

残業する上司を横目にいつも定時退社。それなのに、仕事は必ず期限までにあげるという同僚はいないだろうか。もしかすると「要領のいいヤツ」と、職場ではいい目でみられていないかもしれない。

だが、『残業ゼロでも必ず結果を出す人のスピード仕事術』の著者で弁護士、経営コンサルタントの植田統さんは、そういう人こそが「できる人」だと話す。

「私は、決められた時間内で最大のアウトプットを出せる人が、仕事ができる人だと考えています。大事なことは、質の高い仕事をどれだけの速さで仕上げるかという結果であり、プロセスではありません。いまだ日本企業では、付き合い残業が蔓延していますが、20世紀型の古い仕事のやり方だと思いますね」

できる人は、時間はコストだという意識を持っている。そして、仕事を受けたときにどんなアウトプットを出せるかをまずイメージし、どう仕事を進めればいいのか、仮説を立てるのだという。

「できる人はまず結果から考えて、そこに至るためのプロセスを逆算する。それができない人との一番の違いではないでしょうか」(植田さん)

『最速で結果を出す人の「戦略的」時間術』の著者でコンサルタントの理央周さんも、「仕事とは成果」と植田さんに同調する。

「結果や成果を意識して仕事をする人は、スピードも速い。何を最優先に進めなくてはいけないかを把握し、自分の能力なら達成するのにどれくらいの時間がかかるかを理解しています。やりたいことはたくさんあるでしょうが、多くの人には何でもやれるほどの能力も時間もありません。結局、何をあきらめ、何を人にまかせるかを取捨選択して、大事なことを前に進められるかどうかなんです」

まず、仕事で目指す成果を明確に決め、そこに至るための道筋を考える。そのうえで時間をやりくりするのができるビジネスパーソンなのだ。具体的ノウハウについて、次項以降で説明していこう。

PickUp