2015年3月19日(木)

自分を大きく見せる「狡猾」7

PRESIDENT 2013年2月18日号

鈴木 工=構成 奥谷 仁=撮影
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古くから研究されてきた心理学の一大テーマに「美人の内面評価」というものがあります。

容姿と性格には直接の関係はありません。誰だって、そのことはわかっているはずなのですが、実際には見かけに騙されてしまう。

ある人物の性格を写真だけで想像する、という実験を行うと、美人に対する「信頼できる」という評価は、不美人の7倍にのぼってしまうのです。

なぜ人は見誤るのでしょうか。それは、脳に知識や信念といった過去の経験がたっぷりと蓄えられているからです。だから、服装や仕草、表情、言葉遣いなどから、自分に都合よく情報を取捨選択してしまう。それが実像とは異なる偏見をつくり出すことになります。これまでに何万人という人と接してきたようなプロの面接官でも往々にして見かけに騙されてしまうのですから、普通の人が短時間で相手の本性を見抜くことはとても難しいことだといえます。

しかし逆に考えれば、自分の器の大きさは他人にはなかなかバレませんし、見かけによって相手の心理を手玉に取ることもできるのです。

自分の性格を変えることは簡単ではありません。自他ともに認められるような器の大きい人間になるには時間もかかるでしょう。ただし価値観や行動パターンを増やすことで、性格の幅を広げることはできます。相手の心理をコントロールすることを「目的」としながら日々の行動を変えていけば、理想の自分に近づけるかもしれません。

今回は特に男性中心の職場で有効な7つの方法を紹介しています。中身は後からついてくると信じて、まずはトライしてみてください。

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