多忙な師走の中、「大義ない」「盛り上がらない」と散々な総選挙。投票率についても、低調との観測ばかりだ。(時事通信フォト=写真)

「2年前の総選挙は227の小選挙区で野党候補がバッティングし、野党乱立で自民党が漁夫の利を得て大勝しました。今回、野党は前回の反省を踏まえて候補者調整を進めていて、野党の競合区は60数選挙区まで縮小しており、小選挙区では、野党が少し議席を伸ばすのは確実です。

一方、比例代表区では自民党の議席が増えそう。前回、民主党と日本維新の会の比例区の得票率を足すと自民党のそれを上回ったが、野党が内紛と分裂を繰り返し、無党派票の政治的受け皿となりえていない。総選挙の結果は、無党派層が投票に行くかどうかにかかっています」